金を掘るよりビールを売る。アメリカの人気「クラフトビール」の歴史

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2022/10/05

どちらがより美味しいか?飲み比べてみた

image by:角谷剛

ボストンの「サミュエル・アダムズ」とサンフランシスコの「アンカー・スチーム」。とても有難いことに、この2種類のクラフトビールは、アメリカのどこにいても簡単に手に入ります(たぶん)。

ある種のワインや地酒のように、地元に行かないと飲むことができない、なんてことはありません。

値段もさほど高くはありません。急激な物価高に見舞われ、歴史的な円安ドル高が進行中の2022年9月現在でも、これらのビールは小瓶6本入りのケースが10ドル(約1,400円)以下で買えます。

ボストンの「サミュエル・アダムズ」image by:Pat McGinley/Shutterstock.com

ですから、ロサンゼルス近郊在住の私がスーパーマーケットで両方を買ってきて、自宅で交互に飲み比べてみるなんてことも容易なのです。どちらもアメリカの大量生産ビールのような甘ったるさがなく、そうかといっても日本のビールとも異なっているように感じます。

私はそのどちらかでなくてはいけないとは思いません。他のビールと同じくらいには好きです。つまりどちらも深く愛しているともいえます。

サンフランシスコの「アンカー・スチーム」image by:角谷剛

それでもあえて比較するなら、どちらの方がより美味しいのか?という疑問には、申し訳ありませんが答えることはできません。

前述しましたように私はビールが大好きで、ほぼ1年中欠かすことはめったにありません。それにもかかわらずというべきか、あるいはそのせいだというべきか、微妙な味の違いにはまったく詳しくないのです。

「サミュエル・アダムズ」のサマーエールと「アンカー・スチーム」image by:角谷剛

目を覆ってテイスティングをしたら、絶対に銘柄を当てることはできない自信があります。そのようなわけですので、どうぞご自分の舌で体験してみてください。

いまでは日本国内で専門店や酒屋、ネット販売などでアメリカのクラフトビールを購入することもできるので、ぜひ皆さんも飲み比べてみてはいかがでしょうか。きっとお気に入りが見つかるはずですよ。


  • 参考:アンカー・スチーム公式サイト
  • image by:角谷剛
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角谷剛(かくたに・ごう) アメリカ・カリフォルニア在住。IT関連の会社員生活を25年送った後、趣味のスポーツがこうじてコーチ業に転身。米国公認ストレングス・コンディショニング・スペシャリスト(CSCS)、CrossFit Level 1 公認トレーナーの資格を持つほか、現在はカリフォルニア州アーバイン市TVT高校でクロスカントリー部監督を務める。また、カリフォルニア州コンコルディア大学にて、コーチング及びスポーツ経営学の修士を取得している。著書に『大谷翔平を語らないで語る2018年のメジャーリーグ Kindle版』、『大人の部活―クロスフィットにはまる日々』(デザインエッグ社)がある。

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