ビーチすれすれに飛行機!?旅のプロが本気で選んだ、海外・国内「絶景」12選

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2023/01/20

北欧「フィンランド」には森と湖の絶景がいたるところにある

森と湖の国フィンランド。image by:Shutterstock.com

自然あふれる郊外まで行かずとも、「その辺に絶景がある」と感じたのが、北欧でした。「フィンランド」の首都ヘルシンキは都市と呼べるエリアがわずかで、その他多くが「森」に囲まれています。

北欧を上空から見ると森と湖が多い。image by:シカマアキ

鉄道駅の近くにあるにぎやかなエリアから少し歩くだけで、深い森がいくつもありました。その辺はまだ遊歩道があるので、迷っても大丈夫。素晴らしい景色が身近にあると、心身とも癒し効果も抜群です。

中国の古都「西安」で見た、想像を絶するライトアップ

絶景は、自然だけではありません。人工的に作り上げられた街の景色でも、感動することがあります。

中国・西安の大唐不夜城。image by:シカマアキ

その1つが、中国・西安にある「大唐不夜城」でした。その名の通り、夜にライトアップされるここにかつてあった都・唐の城下町をモチーフとした街並みですが、そのライトアップ具合がまさに想像を絶するレベル

中国・西安の大唐不夜城。image by:シカマアキ

もはやここは昼では」と思えるほどギラギラにライトアップされ、節電という言葉は見当たらず。さすが中国と、ただただ圧倒されました。

道東にある地の果て「野付半島」。数年後に沈んでなくなる可能性も

海外の隅々まで行くと、日本の国土の小ささを思い知らされます。ただ、日本でも「ここは絶景だな」と思ったこともいくつかあります。

その1つが、北海道の東部にある「野付半島」です。

道東にある野付半島。image by:シカマアキ

道東にある、まさに地の果てのような景色。途中で車を降り、その先は歩くか、乗り物に乗って行くしかありません。果てしなく続く湿原地帯に、野生動物の姿も。

野付半島の湿原地帯。image by:シカマアキ

なお、地球温暖化の影響で海面が上昇し、数年後にこの半島は沈んでしまうとも言われています。いち早く行くのがおすすめです。



スピリチュアルな雰囲気が漂う「熊野古道」と「屋久島」

和歌山・熊野古道。image by:beibaoke/Shutterstock.com

海外ではなかなか体験できない日本のここが絶景だと思ったのは、和歌山県の「熊野街道」です。深い森の中を歩いていると、神々が宿るかのような荘厳な空気が感じられます。

和歌山・川湯温泉。image by:Shutterstock.com

熊野では特に、「川湯温泉」がおすすめ。早朝に河原にある露天風呂に1人で入っていると周辺が霧に包まれ、まさに幻想的な世界を体験しました。

鹿児島・屋久島の白谷雲水峡。image by:シカマアキ

深い森と言えば、鹿児島県の「屋久島」も絶景と言えるでしょう。白谷雲水峡や屋久杉周辺などは、まさにスタジオジブリの映画『もののけ姫』の世界です。

絶景は人それぞれ違う、ガッカリも意外な発見もある

多くの場所を訪ねて旅を重ねると、ただその場所に立つだけではなかなか感動しなくなりました。特に、絶景と呼ばれる場所はその写真がネット上や書籍にあふれ目が見慣れてしまうことで行った気になり、感動が薄れてしまうことも。

アメリカ・ハワイ島の夕陽も美しかった。image by:シカマアキ

その一方で、たどり着くまで大変だった場所の景色に特に感動したり、絶景と名高い場所の近くにある、別の知られざるスポットのほうが良かったりという体験も多々。ここが絶景だと思う思わないは、人によって確実に違います。

数多く紹介されている絶景スポットは、あくまで参考とする程度が実はおすすめ。実際に足を運んで自らの目で見て感じる直感こそ、最も正しいと言えるでしょう。

  • image by:Thiago B Trevisan/Shutterstock.com
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ジャーナリスト・フォトグラファー。飛行機・空港、旅行、ホテル、グルメなどをメインに、国内外で取材、撮影などを行う。雑誌やWEB向けの記事、写真や旅行などのセミナー講師も務める。元全国紙記者。大阪在住。

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