ビーチすれすれに飛行機!?旅のプロが本気で選んだ、海外・国内「絶景」12選

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2023/01/20

旅行先の素晴らしい景色が「絶景」と呼ばれ、その絶景ブームが起こって久しい今日この頃。絶景を求めて旅に出る、写真を撮りに行くという人もいるのではないでしょうか。

ただ、人間が抱く感想は、まさに十人十色。その景色が、最初に発信した人にとって絶景でも、違う人にとっては見慣れていたり当たり前だったりして、絶景とまで言えないかもしれません。

また、とにかく絶景と付けるのも一時期流行し、どこもかしこも絶景だらけという事態も起こりました。

ニュージーランド南島のクィーンズタウン空港。image by:シカマアキ

これまで日本全国47都道府県、海外およそ40ヶ国を訪れた旅のプロである筆者が、実際に現地へ行って「これは絶景!」と感じた場所を今回いくつかピックアップしました。絶景を旅したい、その参考となれば幸いです。

※本記事は新型コロナウイルス感染拡大時のお出かけを推奨するものではありません。新型コロナウイルスの国内外情報および各施設の公式情報を必ずご確認ください。

カリブ海の危険すぎる絶景。「セントマーチン島」は飛行機がスレスレ着陸!

美しい海のビーチ、ここに飛行機がスレスレで着陸してくる迫力。まさに世界でここが一番と確信しています。

セントマーチン島のマホビーチ。過去にはジャンボ機も飛来。image by:Thiago B Trevisan/Shutterstock.com

カリブ海に浮かぶ島々の1つ、「セントマーチン島」。この島は、オランダとフランスの両国の植民地です。オランダ側にあるプリンセス・ジュリアナ国際空港そばの「マホビーチ」に飛行機が着陸してくるシーンは、世界の絶景としてよく紹介されています。

マホビーチのそばに立つ旅行客と注意看板。image by:シカマアキ

マホビーチに立つと、その迫力が直に体験できます。滑走路との距離も近く、特に、飛行機が離陸前にエンジンを吹かすブラストによる風が強烈で、真後ろにいると身体ごと飛ばされるほど危険です。

現在は大きくても中型機での飛来のみ。かつて「ジャンボ機」と呼ばれたボーイング747型機が来ていた頃が、最も迫力がありました。

南太平洋にある楽園「ポリネシア」の島々は海の美しさが格別

フランス領ポリネシアの海とリゾートホテル。image by:シカマアキ

海が美しい場所がもう1つ。南太平洋にある、フランス領「ポリネシア(タヒチ)」です。


タヒチのリゾートホテルはバンガロースタイルが人気。image by:Shutterstock.com

多くの島々、その周りに大陸がないため、海も空気もきれいで、自然も豊富。海外の5つ星ホテルブランドが、こぞってリゾート進出するのも納得でした。

夜、肉眼で天の川がはっきり見えるほど、星がきれいだったのも思い出深いです。

人気映画のロケ地がそのままあって体験できる「ニュージーランド」

映画『ロード・オブ・ザ・リング』のロケ地、ハカテレ保護公園とポッツ山。image by:Shutterstock.com

映画『ロード・オブ・ザ・リング』『ホビット』のロケ地となった「ニュージーランド」は、絶景の宝庫と言えるでしょう。

北島と南島どちらも行った結果、絶景といえば圧倒的に南島だと確信。映画で登場した美しい景色がまさにそのままあり、まさに鳥肌が立つほどの美しさ。

人より羊の数の方が多いと言われる国で、空気のおいしさにも感動しました。

image by:Shutterstock.com

特に、南島のクィーンズタウン空港は断崖絶壁がある空港。これをバックに飛行機が離着陸する様子は、迫力満点でした。


エジプトで最も感動したのはピラミッドではなく「アブシンベル神殿」と「ナイル川」

夜にライトアップされたアブシンベル神殿。image by:Shutterstock.com

エジプトで最も美しいと思った景色は、ピラミッドでも王家の谷ではなく、南部の「アブシンベル神殿」でした。

アスワンから片道3時間半も車に揺られ、やっとたどり着いた場所だっただけに、写真で見続けてきた以上の感動を覚えました。

あんなに大きな建造物を何千年も前の紀元前に造り上げた歴史の壮大さにもただただ圧倒されるばかり。

ナイル川か上る朝日をナイル川から観賞。image by:シカマアキ

また「ナイル川」の船から望む朝日も絶景そのもの。さすが古代エジプトから4000年もの歴史があり、「エジプトはナイルの賜物」と言われる所以も、現地で実感した次第です。

絶景の「ヴェネツィア」を違う角度から見るとまたおもしろい

イタリアの「ヴェネツィア」は、言わずもがなの人気観光地。ゴンドラに揺られて街を巡るのが定番です。

イタリア・ヴェネツィアの街。image by:Shutterstock.com

しかし、迷路のような街を当てもなく歩き、路線バス代わりの船に乗って揺られるのもまた、ヴェネツィア旅の醍醐味

街じゅうがまるでテーマパークのようでありながら、そこで生活する人々がいる現実という楽しさがあります。

ヴェネツィアでは救急車も船。image by:シカマアキ

街の移動手段はパトカーも救急車も郵便局の車もすべて「」です。これまたある意味で絶景と言えるでしょう。

スペインで一押しは南部「アンダルシア」。観光地化されていない街こそ魅力

アンダルシアの白壁の街は数多ある。image by:シカマアキ

絶景と呼ばれる場所が多いヨーロッパ。その中でも「ここは絶景だな」と思った場所が、スペイン南部の「アンダルシア」。

世界遺産のアルハンブラ宮殿や白壁の街ロンダなどが有名ですが、名もなき白壁の街果てしなく乾いた土地が続く景色のほうが感動しました。

スペイン・バルセロナのサグラダ・ファミリア。image by:Rodrigo Garrido/Shutterstock.com

スペインでは、バルセロナにある「サグラダ・ファミリア」も実に見事。特に、教会の中に入ると約100年かけて造り上げる芸術が堪能できます。外観だけでなくぜひ内部もおすすめです。

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