輸血用の血液を持ち運ぶ、イギリス王家の「旅行の決まり」が異次元すぎる
訪問する国の言葉で挨拶を覚える
読者の皆さんが海外へでかける際、その国の言葉をどの程度、勉強してから訪れますか?
英語圏であれば、学校で習った英語がありますので「Hello」や「Good morning」「Thank you」程度なら、いいやすいかもしれませんね。
そうではなく例えば、マレーシアへ行くとして、現地の言葉で「ありがとう」や「こんにちは」、「私の名前は○○です」程度の日常会話を覚えていきますか?
イギリスの王室の人たちは公務として海外を訪れる場合、現地の言葉を最低限学んでいくのだとか。もちろん、相手からの第一印象を考えての話です。
海外旅行の経験が豊富な人であれば共感できるかもしれませんね。
現地の言葉を口にした途端に、相手との距離が一気に縮まる瞬間を経験した人も少なくないはず。海外旅行の経験がなくても、日本に来た外国人が、日本語を使おうと頑張ってくれている姿を見るだけで好感を持ちますよね。
この人情を計算に入れた上で、イギリス王室の人たちは、公務で海外へ訪れる際には、現地の言葉で自己紹介をできるくらいに準備していくみたいですよ。
輸血用の「血液」を持ち運ぶ
海外旅行の際に最も心配な、あるいは最も困る事態といえば、渡航先での大けがや病気です。そのために多くの人が旅行保険を渡航前に掛けると思います。
イギリスの女王や国王、皇太子などは、外科医を旅行に帯同し、さらに輸血用の血液まで持ち運ばせると、イギリスの日刊タブロイド紙『The Sun』で王室担当の記事づくりをしていた編集者が、イギリスの『yahoo!』の取材で答えています。
普段の王室の暮らしには、1,000人以上のスタッフがかかわっているそう。家具の保存修復師だとか、切手管理人だとか、額縁修復師だとか、時計師だとか、音楽師範だとか。
多種多様なスタッフのなかには、医療関係の専門家も当然含まれています。王室の旅行では、その医療分野の専門家も同行して、王族の渡航先の暮らしを支えさせているのですね。