国内旅行土産は地元スーパーで調達! 安くてマニアックな商品ズラリ

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2023/03/11

日本のスーパーマーケットは、誰もが知る全国チェーンから地元民が足しげく通うローカルな店舗まで多々あります。特に、地元密着のスーパーマーケットは47都道府県ごとに必ずと言ってよいほどあり、「安い」「地元限定」「マニアック」など、実は旅行者にもありがたい存在なのです。

image by:MMXeon/Shutterstock.com

筆者は、日本全国に足を運ぶ中、駅・空港などにある土産店よりも確実に安いスーパーマーケットをフル活用中。今回は国内旅行で存分に楽しむ、ローカルなスーパーマーケットの使いこなしテクニックを紹介します。

※本記事は新型コロナウイルス感染拡大時のお出かけを推奨するものではありません。新型コロナウイルスの国内・各都道府県情報および各施設の公式情報を必ずご確認ください。

スーパーマーケット探しに「グーグルマップ」

まず、旅の行き先で、自分が宿泊するホテル、もしくは道中に立ち寄りやすい駅や空港の周辺で、スーパーマーケットがないかを探します。

グーグルマップの検索は必須。image by:Suchada Sukploy/Shutterstock.com

筆者がいつも使う便利なツールは「Google Map(グーグルマップ)」です。「スーパーマーケット」もしくは「supermarket」で検索すると、店舗が表示されます。

もし聞きなれない店舗名であれば、その地元限定のスーパーマーケットかもしれません。スーパーマーケットにはそれぞれ公式サイトがあり、そこまでたどり着けばチェックを入れておきましょう。グーグルマップの評価やコメントも参考になります。

地方が郊外店やや多め、最近は駅ナカ出店も

スーパーマーケットの場所は、駅や空港の周辺よりも、街の郊外が多いです。特に地方は車社会であり、駐車場が無料で店舗は平屋というパターン。

旅行者だと、レンタカーやタクシーでないと、たどり着きにくいのが辛いところです。ただし主要駅などから路線バスが走っている場合もあり、事前に調べる価値はあります。

地方のスーパーマーケットは郊外店が多い。image by:retirementbonus/Shutterstock.com

最近は「駅ナカ」にスーパーマーケットの出店が増えています。例えば、博多駅、熊本駅、広島駅などはスーパーマーケットがありますし、岡山駅も徒歩圏内。お土産以外にも、夜食や朝食などの調達に便利です。

旅のプロがおすすめする「商品」8ジャンル

スーパーマーケットで、お土産代わりになる商品は多くあります。ここでは主な例を紹介します。


北海道のスーパーマーケットで爆買い!image by:シカマアキ

麺類

秋田の「稲庭うどん」や沖縄の「沖縄そば」など、日本各地にあるご当地麺。そば、うどん、ラーメンといずれも常温の乾麺がおすすめ。北海道の「やきそば弁当」などのカップ麺も土産店よりかなり安い。

菓子

京都の「生八ッ橋」や横浜の「ハーバー」などが個包装で売られています。箱入りにこだわらなければ、バラ売りは大歓迎。単価が安いので「試しに食べてみる」こともできる。

飲料

北海道の「ガラナ」、沖縄の「さんぴん茶」などのペットボトルは、土産店より安価。ややかさばるので重量注意。愛媛の「ポンジュース」は定番以外が見つかることも。お酒が好きな人は酒類コーナーもぜひチェックを。

茶・コーヒー

福岡の「八女茶」や京都の「宇治茶」などの茶葉は家庭用ならスーパーマーケットで十分。地元の名店によるドリップコーヒーや紅茶などが売られていることも。

カレー

全国でレトルトカレーがブーム。常温で持ち帰りやすい。北海道の「スープカレー」は地元では種類が豊富。広島も「海軍カレー」がかなり多い。

調味料

醤油やつゆなど、大手企業の定番商品に交じり、地元の企業が手掛けた商品が並ぶ。なかにはソースやマヨネーズなどがあることも。常温なので持ち帰りやすいが、やや重くてかさばる。

乳製品

牛乳やヨーグルトなど、その土地でしか売られていないご当地色が強いジャンルの1つ。ただ冷蔵のため、持ち帰りにくいのがやや難。牛乳コーナーを見るだけで新たな発見も。ホテルでの部屋食におすすめ。

納豆

実は納豆も豆腐と並び、ローカルな商品が多め。特に「納豆王国」と言われる茨城では、納豆コーナーの大きさにまず驚かされる。東北も多い。ただ、これも冷蔵の商品なので、持ち帰るのは保冷バッグと保冷剤が必要。

そのほか、「パン」や「果物」、「海苔」なども、地域によっては珍しい商品に遭遇することも。スーパーマーケットは本当に侮れない


旅行に持参したい必須アイテムはこれ!

スーパーマーケットでお土産を調達する場合、以下を持参すると役立ちます。

  1. 保冷バッグ
  2. 保冷剤(スーパーマーケットで買えることも)
  3. 梱包材(プチプチ)
  4. 大きめのエコバッグ(やや多め)

地元産のようで、実は違うということもよくあること。製造元の会社が地元かどうか、ラベルを見て住所をチェックしましょう。店舗によっては、地元ゆかりの商品に「ご当地商品です!」というPOPが付いていて目印になることもあります。

安いうえに「旅」の続きが自宅で楽しめる

土産店とスーパーマーケット、その違いは同じ商品でも「安い」に尽きます。例えば、北海道の「焼きそば弁当」が土産店だと290円、スーパーマーケットだと120円で売られていました。土産店では同じ商品でもどうしても高くなります。

お酒が好きなら酒類コーナーもおすすめ。image by:Yulia Grigoryeva/Shutterstock.com

特に北海道と沖縄は、本州と食文化の違いが大きく、スーパーマーケットはまるでテーマパーク。買い物がいつも楽しくてたまりません。もしホテルなどの近くにあったら、ぜひ足を運んでみてください。

ただ、スーパーマーケットであれこれ買うと、どうしても荷物が増えてしまいます。帰りの飛行機などでの手荷物制限には、くれぐれも注意。あまりに荷物が増えすぎたら、現地から郵送するのも手です。

土産で買ってきた商品は、数日内に食べ切るのでなく、ゆっくり消化していきます。自宅にいながら旅の続きが楽しめるのもメリットといえるでしょう。

  • image by:シカマアキ
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ジャーナリスト・フォトグラファー。飛行機・空港、旅行、ホテル、グルメなどをメインに、国内外で取材、撮影などを行う。雑誌やWEB向けの記事、写真や旅行などのセミナー講師も務める。元全国紙記者。大阪在住。

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