これで熟睡!キャンプで眠れない人におすすめしたいColemanの実力派インフレーターマット
「キャンプで上手く寝付けない」「マットの寝心地が悪くて起きてしまう」「キャンプで熟睡できない」「寝ていても底冷えがして寒い」
キャンプでの就寝時、そんなお悩みをお持ちの方もいるかもしれません。筆者は「厚いマットレスじゃないと眠れない」「寝具が変わると眠りが浅くなる」という睡眠環境には敏感なタイプです。
そのためキャンプ場ではなかなか寝付けず、寝てもマットが薄くて起きてしまう、マットが狭くて寝返りが打てずに起きる、の繰り返しでした。せっかくキャンプが楽しくても、翌朝の目覚めが悪いと気分も体調も落ち込んでしまいます。
そこで「なんとか家のマットレスのような寝心地のアイテムはないものか」と探していたところ、今回紹介する老舗アウトドアメーカー「Coleman」の「キャンパーインフレーターマットハイピーク/シングル」(以下、キャンパーインフレーターマット)にたどり着きました。
目次
※本記事は新型コロナウイルス感染拡大時のお出かけを推奨するものではありません。新型コロナウイルスの国内・各都道府県情報および各施設の公式情報を必ずご確認ください。
Colemanの「キャンパーインフレーターマット/シングル」、その実力・スペックは?
Colemanのキャンパーインフレーターマットには、リバーシブルで使える「コンフォート」シリーズもありますが、今回はコスパ重視で「キャンパー」シリーズをチョイスしました。
気になるスペックは以下の通りです。
使用時サイズ | 縦198×横68×厚さ10cm |
収納時サイズ | Φ21×72cm |
重量 | 2.7kg |
材質 | ポリウレタン、ポリウレタンフォーム |
縦幅は約200cmあり、高身長の方でも十分なスペックがあります。横幅も約70cmと、成人男性でも十分に睡眠できるサイズ感です。
そして特筆すべきが10cmの厚さ。エアーマットを含めてもトップクラスの厚さを誇っています。この圧倒的な厚さが、熟睡の鍵です。
断熱性能を表すR値(R-value)については公称がありませんが、国内新鋭ブランド「WAQ」の「リラクシングキャンプマット 厚手 10cm」のR値はシングルサイズで6.3。
登山家にも人気かつ高価な「サーマレスト」の厚さ10cmマット「モドキング3D」で、R値は7.0です。
このR値が高いほど地面からの冷気は伝わりにくく、断熱性能が高いマットということになります。ちなみにサーマレストによると、冬はR値が4.0以上、厳冬期は6.0以上がよいとのこと。
老舗アウトドアブランドで信頼性のあるColemanのキャンパーインフレーターマットも、上記2つに近いものと考えていいでしょう。
標高3000m級でもOKとはいきませんが、冬場の平地や数百mの標高なら、十分地面からの冷気や熱を遮ってくれるはずです。
使用してわかった、圧倒的なメリット
Colemanのキャンパーインフレーターマットは、「まるで自宅のベッドのように快適に眠れる」がキャッチフレーズの通り、キャンプ場に張ったテントが寝室に早変わりする快適さ。
メリットはそのままずばり、「キャンプ場でも熟睡できる」ことです。
厚さ10cmの厚さは、地面の凹凸を感じずに、まるで自宅のベッドで眠るかのように違和感をなくしてくれます。それだけでなく、適度に身体を支え、高反発な寝心地を提供してくれる一品です。
「そこそこ体重があって沈み込むのが嫌」という方にはうってつけ。堅すぎるマットが苦手な方でもインフレーターマットなので、入れる空気の量で反発力を調整できるのもポイントです。
また厚みだけではなく、横幅にも注目。約70cmという横幅は、寝返りするのにも十分な幅です。筆者は横向きでないと眠れず、おまけに寝返りが多い(パートナー談)のですが、それでも寝ている途中でマットから落ちることなく熟睡できます。
コンパクトタイプのマットは持ち運びには便利ですが、横幅が狭く、「仰向きでは眠れない」という方では睡眠の妨げになってしまいます。
「横向きで寝たい」「あまり寝相がよくない」方には、やはり70cmぐらいの幅があるマットがおすすめです。
家にベッドの代わりにおいてもいいほどの寝心地の良さなので、キャンプ場でも熟睡できるメリットをぜひ味わってください。
便利で最高!…とはいえ、デメリットもあり
とにかく1度は寝てみてほしいほどおすすめではありますが、メリットだけでなくデメリットも2点あります。
収納サイズはとにかく大きい
1点目は、サイズの大きさです。展開時の大きさはそのまま寝心地の良さに直結しているので受け入れられる部分もありますが、問題は収納時のサイズです。
約70cmの横幅は、くるくる巻いたとしても小さくできません。直径約20cm、長さ約70cmの筒を持ち運ぶ感じになります。
重さも2.7kgと、エアーマットやフォールディングマットなどの軽量マットとは雲泥の差があります。
バイクや徒歩での持ち運びはかなり難しいですが、車でキャンプする方で寝心地を重視する方であれば、ぜひ視野に入れてほしいアイテムです。
片付けはやはり大変。電動式エアーポンプがおすすめ
大きさゆえの展開・片付けの大変さが2点目のデメリットです。キャンパーインフレーターマットは空気弁を開けると自然とある程度の大きさまで膨らんでくれます。しかし自然の膨らみに任せても十分な堅さにならない可能性があるのです。
その場合は、収納袋をポンプとして空気を追加します。数回入れるとパンパンに膨らみますが、慣れないうちは袋が外れたり、なかなか膨らまなかったりと大変かもしれません。
また収納するときは体重を掛けながら少しずつ空気を抜いていくので、撤収には時間と労力がかかります。電動式エアーポンプがあれば、展開・収納があっという間に終わるので、一緒に購入しておくと便利です。
展開・収納のやり方、コツは?慣れたらサッとできる!
キャンパーインフレーターマットの展開・収納にはちょっとしたコツがあります。そのコツさえつかんでしまえば、よくレビューなどで書かれているような「片付けるだけで汗だくになった」「大きすぎて収納袋に収まらない」ということはなくなるはずです。
まず展開時。収納袋をポンプとして使用するときにコツがあります。コツは、「空気をたくさん入れよう」と思って強く袋を押しすぎず、ゆっくりと押し込むこと。
強すぎると袋とマットの連結部分が圧力で取れてしまい、空気が入らなくなってしまいます。10回ほど入れるとマットはパンパンになるので、スムーズに空気が入れば、マットを膨らませるのにそこまで時間はかかりません。
収納時のコツも、「ゆっくり」が大切です。膝に体重をかけて空気を抜く際、かけた体重分の空気が抜けきるまで待つことが重要。
「シュー」と空気が抜ける音がなくなるまで体重をかけたら、少し巻いて体重をかけてを繰り返します。こうすれば巻き終わった後、収納袋に余裕をもって納めることができるのです。丁寧に行っても時間は5分とかかりませんよ。
コツさえつかめば、展開・収納時の大変さを感じることは減ります。そうなるとデメリットは大きさだけになりますから、持ち運ぶ手段さえ許容できれば、最高の寝心地を得ることができますよ。
キャンパーインフレーターマットで、眠れないキャンプとはさようなら
キャンパーインフレーターマットは、その大きさというデメリットを考えてもお釣りがくるほど、寝心地の良さは最高です。
「キャンプに行きたいけれど、熟睡できないのが嫌」、そんな悩みが嘘のように吹き飛んでいきます。
想像してください。キャンプに行って、一人静かなときを過ごしたり、友だちや家族とおしゃべりして楽しんだりした後に、まるでベッドのような寝心地のマットで眠りにつく。
朝まで熟睡して、すっきり起きて、目覚めのコーヒーを飲む。そんなキャンプがこのマット1つで実現します。これまでの眠れないキャンプには、さよならしましょう。
「キャンプでなかなか熟睡できない」とお悩みの方は、このキャンパーインフレーターマットを使うことで、その悩みから解放されます。
大きさが一番のネックですが、そこさえクリアできれば、気持ちの良い目覚めがやってくるはず。ぜひキャンパーインフレーターマットを手に入れて、「キャンプで熟睡」を実現してください。
- キャンパーインフレーターマットハイピーク/シングル
- Amazon/Coleman公式サイト
- image by:おゆ
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