ランクよりもレビュー内容を見るべき。失敗しない「ホテル」のとても簡単な選び方
旅行におけるホテルなどの宿泊先は、とても大事です。一日の疲れを癒すには、できる限り快適に過ごせるホテルであることが欠かせません。
日本国内では、ビジネスホテルやカプセルホテルなど、廉価な宿泊先であっても、ある程度の清潔さや治安などはおおよそ保たれています。しかし、海外ではそうもいきません。
長年、世界中を旅してきたなかで、宿泊先に関しては、当初は失敗の繰り返しでした。
そのうち、自分の経験値が生きるようになり、現地へ行く前に「このホテルはほぼ当たり」という勘が働き、初めて行く場所であっても失敗することが減ったのも事実。
今回の記事では、海外旅行のホテルで失敗しないために、まず押さえておくべきポイントをまとめました。
目次
ホテルは基本的に「キャンセル無料」のプランを
筆者の場合、海外旅行での宿泊先は、例えば旅行期間が1週間であれば、1週間分をまとめて事前に日本にいるときに予約していきます。
特に、イースターやクリスマスのホリデーなどの時期は旅行客が多いため、宿泊代金が高騰する前に予約します。
一方、1週間以上であれば、旅程の途中まで予約し、そのあとは現地で様子を見ながら予約することも。いまはスマートフォンのアプリで簡単に予約できるため、便利な時代になったと実感します。
基本的に「直前までキャンセル無料」のプランで予約。直前で行くのが確実であれば「キャンセル返金不可」で予約することも。
後者の方が宿泊代金は安い一方、万が一キャンセル時に全額返金されないリスクもあるため、あまり使いません。
「立地」は交通アクセスが便利な場所がおすすめ
次に重要視するのは、「ホテルの立地」です。
おすすめは、例えば空港発着であれば、「空港から直通で行くことができる鉄道の駅やバスの停留所から徒歩5分以内」であること。
スーツケースを持ちながら乗り継ぐのは大変ですし、そのたびに盗難のリスクもあります。
また、ひとりで行動することが多いため普段は鉄道やバスを使いますが、不便な場所や深夜・早朝、人通りが少ない時間などはタクシーを積極的に使います。
場合によっては、空港近くのホテルに泊まり、そこから中心部へ通うことも。
交通費はややかかるものの、大きな空港だと「マリオット」「ヒルトン」といった大手ホテルチェーンは必ずあり、中心部で泊まるよりもはるかに安く、快適に過ごせます。
スーツケースを持ったまま中心部まで移動という面倒さもありません。
また、「ホテル周辺の治安」も、必ず調べます。とても安いホテルの場合、スラム街や歓楽街などにあることも。こういった場所もまず避けます。
「直近で実際に泊まった人たちのレビュー」重視
ホテルの公式サイトなどの写真に騙され、「実際に行って見たら全然違った!」ということは多々あります。
ホテルからの提供画像は、何年も前に撮られた、キレイなものしか載せていないと考えるのが無難です。
最も役立つのは、過去1年以内で、実際に泊まった人たちのレビュー・画像です。
「Google Map(グーグルマップ)」をはじめ、「Trip Advisor(トリップアドバイザー)」「Booking.com(ブッキングドットコム)」「Agoda(アゴダ)」などには、レビューが多く載っています。
評価が10段階で「8.0」以上であれば、個人的にはほぼ大丈夫だと思います。
「7.5」以上でギリギリ、それ以下だと泊まりません。とくに、海外の人々は感想をストレートに書くので、とても参考になります。
アジアの国々で「5つ星ホテル」を掲げるホテルは多くあります。有名な高級ホテル以外だと「本当に5つ星?」と、まず疑ってかかります。
実際、タイ・バンコクで泊まったホテルでは、名前を伏せますがGが2度も出ましたし、チェンマイでは蛇口から茶色い水が出てきました。ホテルが主張するランクほど信用しないことにしています。