行列になる空港の「保安検査」レーン、イライラせずに素早く通過するコツは?
飛行機に乗る前に必ず受けなければいけないのが、空港での「保安検査」です。機内へ持ち込む手荷物をすべてトレーにのせ、上着を脱ぎ、パソコンをカバンから取り出し、場所によっては靴も脱がないといけません。
また、タイミングによっては、保安検査が混み、長蛇の列になっていることもあります。搭乗開始時間が近くなるにつれ、誰しもとても焦ります。
ですが、保安検査にはできるかぎり簡単に、素早く通過するコツがあります。
そこで今回は、長年飛行機に乗り続ける筆者が、旅のプロならではの視点で「空港の保安検査をスムーズに通過するテクニック」をご紹介します。
搭乗時は「早めの行動」が肝心。ゲート直前に保安検査がある空港も
まず、保安検査をスムーズに通過する方法として最も大事なのは「早めの行動」です。
「空港へ早めに到着する」「搭乗手続きを終えたら真っ先に保安検査場へ向かう」などは、日ごろから心がけるべきこと。特に、混雑しそうな時期は出発3時間前には、空港へ到着しておくとベストです。
空港によっては、搭乗ゲートの直前に保安検査場があるところもあります。例えば、シンガポールのチャンギ空港、マレーシアのクアラルンプール空港などです。この際も、免税店などでの買い物は早めに切り上げ、搭乗ゲートへ向かいましょう。
手荷物は検査の前に出しやすく、しっかり準備しておく
いざ保安検査を受ける際に慌てないよう、事前に手荷物はコンパクトにまとめておくこと。
特に、国際線での液体物の持ち込みは100ミリリットルまでを厳守。歯磨き粉や化粧水、コンタクトレンズなどは、透明のジッパー袋にあらかじめ入れ、保安検査時に取り出してトレーに置きます。
水などのペットボトルは、国際線はもちろん、海外では国内線であっても中身が少しでも入っていると基本没収です。中身が空でも、保安検査で没収される空港もあります。
パソコンとタブレットは、カバンから出してトレーに置きます。そのため取り出しやすいカバンを使うのがベスト。スマートフォンは基本出さなくてOKです。カメラやレンズ、さらにバッテリーなどもカバンから出すように言われる空港もあります。
「どの列がスムーズか?」を見極めるヒント
保安検査の際に並ぶ列により、ちょっとした「差」が出ることがあります。
スタッフから列への誘導がない場合におすすめするのは、旅慣れたビジネスパーソンや、手荷物が少ない人の後ろに並ぶこと。
保安検査に慣れている人ほど手間取ることが少なく、手荷物が少なければトレーに載せる量も少ないため、自分の番までスムーズに済む可能性大。
逆に、時間がかかりがちなのが、大人数のレジャー客たち。日ごろから保安検査に慣れていないと、持ち込めないものを持参していたりと、検査に時間がかかる可能性が高いです。