車の中でキスすると罰金…海外の独特すぎる「NG行為」って?

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2023/11/15

海外旅行で異文化に触れる瞬間は楽しいですよね。人によっては、旅の醍醐味とも言えるのではないでしょうか。

しかし、日本での常識を異国に持ち込んでいるうちに、知らず知らずのうちに現地のタブーを犯してしまい、稀にトラブルに発展してしまうケースもあります。

そこで今回は、日本人が知らずに犯してしまうかもしれない海外のタブーをいくつか集めてみました。実際に現地に訪れる予定がある人は注意しましょう。

日曜日の掃除機使用はNG/スイス

image by:Unsplash

スイスでは一般的に、午後10時〜午前6時が就寝時刻とされています。その前後を含めた時間帯に隣人の騒音が気になる場合は警察に連絡するように、とスイスの公的機関が行動の指針を自国民に示しています。

「そんな時間に掃除機などかけない」と思うかもしれませんが、日曜日や祝祭日の終日、平日の正午〜午後1時までの間も同じく休息の時間とされています。このタイミングでも、隣人の騒音を感じたら、同じく警察への通報が推奨されているので要注意です。

言い方を変えると、スイスの滞在中に日曜日を迎えたら、物音には気を配った方がいいとの話。

スイスの旅先で旅行者が掃除機を使うタイミングはなかなか考えられませんが、洗濯をする、スムージーをつくるためにミキサーを回すような行為も”noisy(うるさい)”とされるそう。

もちろん、隣人の性格や周辺のにぎやかさによっても状況は変わってくるみたいですが、スイス人はかなり騒音に敏感な様子。

現に、スイス人の2/3が隣人に迷惑を感じ、その最大の理由が騒音だという調査結果もあります。10人に1人以上が、年に数回は隣人と口論しているとの話も。スイス旅行中には、滞在先での騒音に注意した方がいいかもしれませんね。


車の中でキスをするのはNG/イタリア

image by:Shutterstock.com

イタリア各地では、過去にユニークな条例が制定された歴史が目立ちます。

ヴェネツィア県にあるエラクレーアでは、ビーチ沿いの通行の妨げになるとして、海岸の砂でお城をつくることを禁止。南イタリアにあるエーボリという街は、車の中でキスをすると500ユーロ(約80,000円)の罰金だとか、いろいろなルールですね。

その意味で、イタリア旅行では行く先々の土地にユニークなルールが存在しないか事前にチェックしたいところですが、イタリア全土で注意したいルールもあります。

それが「レシート」です。日本だとレシートは捨てたり、受け取らなかったりするケースが少なくないはず。現に、日本では内容を確認したら捨てる人が最も多いという、アンケートの調査結果もあります。

image by:Shutterstock.com

しかし、イタリアの場合は注意が必要です。事業者に課せられる税金の高いイタリアでは、お店や飲食店の側が節税を目的として、売上を小さく見せようと、レシートを発行しない行為が見られるのだとか。

その不正をチェックするために、財務警察が取り締まりをしていて、飲食や買い物の後にお店の利用者が職務質問を受けるケースがあるそう。

image by:Pierre Teyssot/Shutterstock.com

その時レシートを所持していないと、利用者側も店側の脱税を助ける行為と解釈されて、500ユーロ(約80,000円)の罰金刑を科される恐れもあるのだとか。日本の外務省も注意をうながしています。

もとよりイタリアでは、観光客向けの法外な請求も目立つようなので、不当な価格を吹っ掛けられないためにもレシートを要求し、しっかり保管しておきたいですね。

トロントの公園で木に登るのはNG/カナダ

image by:Shutterstock.com

次は、カナダ東部の大都市トロントの公園で注意したい行動です。トロントの公園条例では、許可なく木登りすると条例違反になります。

もちろん日本でも公園内の木登りを禁止しているところがありますが、違反したからといって、よほど悪質ではない限り職員に注意されるくらいですよね。罰則の過料が条例で記載されていても、穏便に済ませられるケースが多いのではないでしょうか。

しかし、トロントの場合、木に登っていた人が巡回中の警察官に木登りを中止させられ、組み伏せられた上に手錠まで掛けられたケースすらあります。その流れの中で鎖骨を折ってしまった男性がいると現地で報道されています。

トロント・アイランド・パーク image by:Marc Bruxelle/Shutterstock.com

トロントには、トロント大学の近くにあるクイーンズパークだとか、トロント・アイランド・パークだとか、すてきな場所がいっぱいあります。

気分が大きくなって、あるいはSNS映えする写真を撮ろうと無理して、くれぐれも木に登らないように注意したいですね。

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