「鎌倉」観光客が前年比182%増でどこも行列…いま混雑必至なスポットは?
5位 報国寺
5位にランクインしたのは、「竹の寺」と呼ばれ愛されている「報国寺(ほうこくじ)」。
境内に約2,000本もの孟宗竹で形成されている竹林を持ち、その見事な姿が絶賛され「ミシュラン・グリーンガイド・ジャポン」で3つ星を獲得。一躍、海外観光客からの人気スポットとなりました。
1334年に開山されて以来、足利氏と上杉氏の菩提寺としても知られています。マイナスイオンに包まれるかのような竹が生い茂る道を散策したり、竹林を見つめながら抹茶を味わうひとときは格別です。
- 報国寺
- 鎌倉市浄明寺2丁目7番4号
- 0467-22-0762
- 拝観料:大人(高校生以上)400円、 小人(小中学生)200円
- 休業日:12月29日〜1月3日
- 拝観時間:9:00〜16:00
- 公式サイト
4位 小町通り
4位にランクインしたのは、伝統のお土産や雑貨に洋服、レストランやカフェなどあらゆるショッピングが楽しめる「小町通り」。
鎌倉駅の東口から鶴岡八幡宮まで真っ直ぐに伸びており、それぞれの道に魅力的なショップが集まっています。手軽に食べられるスイーツも多く、ちょっとした休憩にも最適。
「アメリカではこのような賑やかで楽しい通りは見たことがありません。抹茶アイスクリームや胡麻アイスなどが濃厚で最高に美味しかった(アメリカ出身/男性)」という声も寄せられています。
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- 小町通り
- 鎌倉市小町1~2丁目、雪ノ下1~2丁目付近
- 鎌倉観光公式サイト
3位 鶴岡八幡宮
3位にランクインしたのは、鎌倉を代表するランドマーク「鶴岡八幡宮(つるがおかはちまんぐう)」。
1063年の創建以来、鎌倉時代には武家政権の中枢エリアとして栄え、現代に至るまで多くの人を集めながら受け継がれています。
多数の八幡宮にまつわる物語の中でも、鎌倉幕府の第3代将軍・源実朝が暗殺された大階段は有名。暗殺者の公暁が隠れたとされる大銀杏は残念ながら2010年に倒れてしまったものの、現在は残った根元から蘖(ひこばえ)が芽吹いている様子を見ることができます。
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- 鶴岡八幡宮
- 神奈川県鎌倉市雪ノ下2-1-31
- 0467-22-0315
- 拝観料:大人200円、 小人100円
- 定休日:月曜日(祝日は開館)、展示替期間、年末年始
- 拝観時間:10月〜3月/6:00〜21:00、4月〜9月/5:00〜21:00
- 公式サイト
2位 長谷寺
2位にランクインしたのは、686年に創建され「鎌倉の西方極楽浄土」と称される「長谷寺(はせでら)」。
梅雨時期を彩る2,500株・40種類もの紫陽花を皮切りに、年間を通じて絶え間なく花が咲き誇っており「花の寺」としても愛されています。
全国に点在する長谷寺の総本山でもあり、高さ9メートルを超える日本最大級の木彫仏「十一面観音菩薩」を本尊に据える壮大さは見応え抜群。相模湾を一望できる眺望がたまらない散策路もあり、景勝地として外せない名所です。
- 長谷寺
- 神奈川県鎌倉市長谷 3-11-2
- 0467-22-6300
- 拝観料:大人400円、 小人200円
- 定休日:なし
- 拝観時間:8:00〜16:30(17:00閉山)※8:00〜17:00(17:30閉山)
- 公式サイト
1位 鎌倉大仏殿高徳院
堂々の1位を獲得したのは、本尊であり国宝の「鎌倉大仏」を持つ「鎌倉大仏殿高徳院(かまくらだいぶつでん こうとくいん)」。
歴史を紡ぐ中で台風や大津波により大仏殿が流されてしまったことで、大空をバックに高さ11メートル強、重量は約121トンという巨大な大仏が鎮座する圧巻の光景となっています。
「初めて見ましたが、思っていた以上に大きくてびっくりしました(韓国出身・男性)」という声もあるほど、その巨大さが人気。拝観料50円を支払うことで胎内の見学をすることもでき、大仏の中を歩くという新鮮な体験が評判を呼んでいます。
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- 鎌倉大仏殿高徳院
- 神奈川県鎌倉市長谷4-2-28
- 0467-22-0703
- 拝観料:大人(中・高校生)300円、小人(小学生)150円
- 定休日:なし
- 拝観時間:4月〜9月/8:00〜17:30、10月〜3月/8:00〜17:00
- 公式サイト
自然が魅力の景勝地から歴史深い寺院まで、鎌倉が紡いできた時間をじっくりと感じられるスポットが並んだ「インバウンド人気観光地ランキング 鎌倉編」。
日本史の一端を垣間見ることができる名所は、国外からも大きな注目を集めていることがわかりました。今後のオーバツーリズム対策に期待をしつつ、自分でも混雑予想を立てながら、快適な観光を楽しみたいですね。
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