なぜドイツの集合住宅にはクローゼット収納がないのか?「世界の不思議な習慣」4選
列をつくる時に独特のルールがある/キューバ
キューバといえば、何を思い浮かべますか?筆者の場合は「野球が強い」です。その他、カストロ前議長でしょうか。チェゲバラを思い浮かべる人もいるかもしれません。
その他、カリブ海に面しているだとか、葉巻が有名だとかも思い浮かびます。しかし、キューバといえば、詳しい人からすると「行列」も挙げられるそう。
公共交通にせよ、銀行などのサービスにせよ、とにかく待ち時間が長い国みたいで、その待ち時間をどのようにやり過ごすかがキューバで生きていく上で大事なポイントになるみたいです。
その待ち時間を快適に過ごす工夫もあって、例えば、日本にはない独特の行列ルールもあります。最後尾の順番待ち担当を後から来る人が次々と受け継いで、その他の人は列から離れられるという並び方ですね。
例えば、読者の皆さんが何かの列に並ぼうとしたら「最後尾は誰?(quien es el último?)」と、そこら辺にいる人に声を掛けます。すると、最後尾の人が「自分が最後尾だ」と教えてくれます。その瞬間に、最後尾の担当者がバトンタッチされます。
皆さんが最後尾として待っていると今度は、新たな別の人が「最後尾は誰?」と聞いてきます。皆さんが「私が最後尾」と答えると、その新しい人に最後尾の順番待ち担当が引き継がれます。
最後尾の役回りが移ったら、皆さんはその場を離れられます。日陰で座ったり、それこそ葉巻を吸って一服したり。自分の前の人を覚えておけば、自分の番が来るタイミングがわかるので、待ち時間を有効に使えるのですね。
当然、ちょっとした会話のきっかけにもなるはずです。場合によっては、長い待ち時間を共有できる話し相手も見つかりそうですね。
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