沖縄の新しいテーマパークはミニチュアがいっぱいで、雨の日でも楽しめる観光スポットに

Array
2024/06/25

『エヴァンゲリオン』のミニチュアも! あの「第3村」で隠れ要素も

エヴァンゲリオンのエリアと初号機(右)(C)khara image by:シカマアキ

さらに『エヴァンゲリオン』エリアもあります。高さ約2mの『エヴァンゲリオン』初号機が出迎えてくれるのは、ファンにはたまらないはず。

ミニチュアで再現されているのは、『シン・エヴァンゲリオン劇場版』に登場した、あの「第3村」の世界観。家屋や駅、鉄道車両、電柱、木々など、見れば見るほど忠実に作られています。映画を何度も観たファンはもちろんのこと、今まで見たことのない人でも思わず見入ってしまうミニチュアです。

「第3村」のミニチュアは再現度が高い。(C)khara image by:シカマアキ

しかも、ミニチュアをよく見ると、映画のワンシーンがいくつか再現されています。碇シンジ、アスカ、鈴原トウジ・ヒカリ夫妻、相田ケンスケ、アヤナミレイ(仮称)といった登場人物がミニチュア内のどこかに隠れています。じっくり堪能した後、『シン・エヴァンゲリオン劇場版』を改めて観たくなるかもしれません。

『エヴァンゲリオン』の格納庫の展示もあります。拘束パネルの除去、リニアレールで射出レーンに移動して初号機が射出されるまでの様子が見られます。『シン・エヴァンゲリオン劇場版』の名シーン、そのいくつかのパネル展示も必見です。

最先端「3Dフォトスタジオ」で自分のアバターやミニチュアの作成

3Dフォトスタジオで自分のアバターやスタンプを作ることができる。image by:Little Universe OKINAWA

一方、最新テクノロジーで楽しむコンテンツの1つが「3Dフォトスタジオ」(有料)です。備え付けの最新鋭3Dスキャナーで全身を(決まったポーズで)撮影すると、自分のSNSで使えるスタンプ風の動画データ「3Dスタンプ」が作成できます。1回1,500円。

また、動画を撮影しつつ、自分の分身となる「アバター」を作成してミニチュア上を動かせる「マイアバター」も作ることができます。1回1,500円。

自分のアバターは、一度作成するとどこでも使えます。例えば、沖縄旅行の最初にここでアバターを作成し、その後に沖縄の観光スポットで使うと、自撮りでは撮影できない写真をこのアバターを使って撮ることができるという楽しみも。そのため、那覇空港に着いたら最初にここを訪れるのもおすすめ。

さらに、「フィギュア作成」では、自分のミニチュアフィギュアを3Dプリンターで作ることができます。他と違い、ポーズは自由。サイズは1/80、1/35、1/24の3つで、2,500円~です。

光と音の世界で新しい沖縄に没入体験できるエリア

万華鏡のような世界を全身で体感できるエリア。image by:Little Universe OKINAWA

異空間のような世界体験は、さらに続きます。ミニチュアのエリアから暗幕をくぐると、光と音で織りなす幻想的なデジタルアート「The Kaleidoscope(ザ・カレイドスコープ)」のエリアです。


まさに、万華鏡ごとく鮮やかな色や模様が一面に広がる世界。キラキラ感、クリスタル感が楽しめます。鏡になっている部分で自分の映り込みを利用し、写真を撮るとさらに不思議な世界が見られるかもしれません。

360度のプロジェクションマッピング。沖縄の人気スポットなど登場。image by: シカマアキ

続いて、360度のプロジェクションマッピング「RYU-KYU Universe」は、前後左右の壁と床に映像が投影され、じぶんがまさにその場所にいるかのような没入感に浸れるコンテンツです。

沖縄最古のシーサーと伝わる「富盛の石彫大獅子」から始まり、首里城、首里金城町石畳通、国際通りなど、沖縄の自然や街並みなどさまざまなスポットが映し出されます。

ここは靴を脱いで入るエリアなので、床に座る、さらに寝転がってみることも可能です。高精細レーザースキャナー、ドローンカメラなど最新テクノロジーが用いられて作られた映像にまさに“ダイブ”するという、今までにない沖縄体験が楽しめます。

さらに、2020年に国立劇場おきなわで公開された4つの国による4楽章の長編作品「沖縄交響曲」の再現上映もあります。


屋内で雨の日も安心、大型モール内で立ち寄りやすさも

カフェやショップなどは入場者のみ利用可。image by: シカマアキ

一通り巡った後にあるのが、エア遊具があるKids Universeエリア、カフェ&バー「リトユニ」、ショップなど。カフェの奥にある窓から海が見え、外のベランダにも出られます。

特に、晴れた日は夕陽が絶景の「美らSUNビーチ」と海の眺めはおすすめ。お土産では、フィギュアを自作できる商品が人気とのことです。

18世紀の琉球王朝をミニチュアで再現。image by:Little Universe OKINAWA

オープン直後から多くの人々が訪れ、地元で話題のスポット。特に、ミニチュアの世界では子どもも大人も一緒に、琉球だけでなく日本の雰囲気が楽しめて「懐かしい」との声も多く、また、3Dでアバターを作って動かしながら「家族みんなで盛り上がれる」「旅の思い出ができた」など好評とのことです。

屋内施設で、飲食やお土産選びにも便利なイーアス沖縄豊崎とともに、雨の日もじっくり楽しめます。那覇空港から近く、到着直後や出発前に立ち寄りやすいのもメリット。沖縄を訪れるのが初めてならもちろん、リピーターにとっても新たな沖縄の魅力を知ることができる施設でおすすめです。

  • Little Universe OKINAWA(リトルユニバースオキナワ)
  • 沖縄県豊⾒城市豊崎3-35イーアス沖縄豊崎 アクアリウム棟3F
  • 0570-098-333
  • 那覇空港より路線バス「ウミカジライナー」で約35分、「空港あしびなー線」で約20分、いずれも「イーアス沖縄豊崎」下車、徒歩すぐ
  • 1DAYパスポート:⼤⼈(18歳以上)2,800円 中人(12~17歳)2,100円 ⼩⼈(4~11歳)1,600円/3歳以下無料/その他県民割、年間パスポートあり
  • 定休日:不定休
  • 平⽇11:00〜19:00(最終受付)/⼟⽇祝10:00〜19:00(最終受付)
  • ホームページ
  • image by:Little Universe OKINAWA
  • ※掲載時の情報です。内容は変更になる可能性があります。
いま読まれてます

ジャーナリスト・フォトグラファー。飛行機・空港、旅行、ホテル、グルメなどをメインに、国内外で取材、撮影などを行う。雑誌やWEB向けの記事、写真や旅行などのセミナー講師も務める。元全国紙記者。大阪在住。

Website / Twitter / Instagram

エアトリ 憧れの北欧。デンマーク・コペンハーゲンで暮らすように旅をする
沖縄の新しいテーマパークはミニチュアがいっぱいで、雨の日でも楽しめる観光スポットに
この記事が気に入ったら
いいね!しよう
TRiP EDiTORの最新情報をお届け
TRiPEDiTORオフィシャルメルマガ登録
TRiP EDiTORの最新記事が水・土で届きます