これぞ日本の食文化。全国各地「ご飯のおともがウマい」都道府県ランキング
まもなく迎える実りの秋。つやつやと輝く新米が店頭に並び始めていますが、香り高く甘みたっぷりの炊き立てご飯は、これからの季節の楽しみのひとつ。そんな新米をさらに美味しく味わうには、やはり魅力的な「ご飯のおとも」が欠かせません。
旅行情報サイト『じゃらんニュース』が実施した「魅力的なご飯のおともがある都道府県」アンケート調査では、海の幸から山の恵み、伝統の保存食まで、日本各地の自慢の味が勢ぞろい。
これから本格化する食欲の秋に向けて、美食の宝庫を巡るとっておきのグルメ旅へとご案内します。
第5位 南国が育んだオンリーワンの味「沖縄県」

第5位には「沖縄県」がランクイン。コメントでも「独特の食文化」が特徴として挙げられ、ほかの地域では味わえない魅力的なご飯のおともが注目を集めています。
沖縄のご飯のおともとして真っ先に挙がるのが「油みそ(あんだんすー)」。豚肉のうま味が凝縮された甘辛い味噌は、沖縄の家庭料理には欠かせない存在です。濃厚な味わいが新米の甘みと絶妙にマッチし、南国らしい力強い味わいを楽しませてくれます。

また、美しい沖縄の海が育んだ「海ぶどう」も見逃せません。プチプチとした独特の食感と海の香りが、まさに沖縄ならではの味覚体験ができますよ。見た目も美しく、食卓を華やかに彩ってくれる一品です。
これらの食材は、美しい海に囲まれた沖縄の自然環境と、独自に発展した琉球文化が生み出したオンリーワンの味。本土では決して味わえない、沖縄だけの特別なご飯のおともといえるでしょう。
第4位 食い倒れの街の豪快グルメ「大阪府」

「食い倒れの街」として名高い「大阪府」が第4位にランクインしました。「おいしいものが多いから」といった食文化全般を称賛するコメントが寄せられています。
大阪で具体的に挙がったのは「甘辛い佃煮」。味がしっかりと染み込んだ佃煮は、ご飯の甘みと相まって絶妙なハーモニーを奏でます。昆布の佃煮やきゃらぶきなど、大阪の家庭の味として親しまれている逸品です。

さらに大阪府の最大の特徴は、たこ焼きやお好み焼きといった「粉もん」をおかずに、ご飯を一緒に食べる独特の食文化。
一般的には炭水化物同士の組み合わせと思われがちですが、大阪人にとってはごく自然な食べ方。あらゆるおかずを白ご飯と合わせてしまう、まさに食を楽しみ尽くす大阪らしい文化です。
この豪快で自由な発想こそが、大阪の食文化の魅力。固定概念にとらわれない大阪の「食い倒れ精神」を、この秋体験してみてはいかがでしょうか。
第3位 千年の都が育んだ洗練の味「京都府」

第3位には、日本の古都を代表する「京都府」がランクイン。「漬物が有名だから」「千枚漬けがおいしいから」といった、具体的な品目を挙げる声が多数を占めました。
京都といえば、やはり「京漬物」の存在は欠かせません。千枚漬けやしば漬けに代表される京漬物は、野菜本来の味わいを生かしながら、上品な酸味と塩味でご飯の美味しさを引き立てる逸品。一口食べれば、その繊細で奥深い味わいに、京都の食文化の奥深さを感じることができます。

また、ちりめん山椒などの「佃煮」も見逃せません。山椒のピリッとした刺激とちりめんじゃこの旨味が絶妙に調和し、ご飯が進む存在として多くの支持を集めています。
これらの「おとも」があるからこそ、京都ならではのお茶漬け文化が根付いているのかもしれません。上品な出汁と漬物の組み合わせは、まさに京都が誇る食の芸術といえるでしょう。
第2位 プチプチ食感の辛旨グルメ「福岡県」

第2位にランクインしたのは、九州グルメの中心地「福岡県」です。回答コメントで圧倒的に多かったのは「明太子」や「辛子明太子」でした。
「福岡といえば明太子というイメージがあるから」「明太子が有名だから」といった声が示すように、福岡県の代名詞ともいえる明太子。プチプチとした独特の食感とピリッとした辛さは、ご飯を何杯でもおかわりさせてくれる“最強のおとも”と言っても過言ではありません。

明太子と並んで注目されるのが「高菜漬け」。ピリ辛の味付けが新米の甘みを引き立て、九州ならではの力強い味わいを楽しませてくれることでしょう。炒めた高菜は、おにぎりの具材としても絶大な人気を誇ります。
コメントには「おいしいものがたくさんある」「グルメの街」「屋台」など、食文化全体の豊かさに言及する内容も多数。福岡の街角に立ち並ぶ屋台で味わう本場の明太子は、旅の忘れられない思い出となること間違いなしです。
第1位 新鮮な海産物の宝庫「北海道」

アンケート調査で見事第1位に輝いたのは、やはり食材の王国「北海道」。回答者からは「とにかく食べものがおいしい」という声が圧倒的に多く、特に「新鮮な海産物がとにかくおいしい」という評価が目立ちました。
北海道のご飯のおともといえば、まず挙げられるのが「イクラの醤油漬け」。「イクラのプチプチ感が最高!」「キラキラ輝く見た目も美しい」といった感動の声が多数寄せられています。一粒一粒が弾ける瞬間のうま味は、まさに北の大地ならではの贅沢です。

そして忘れてはならないのが「生ウニ」ではないでしょうか。「ウニの甘さが忘れられない」という声に代表されるように、とろけるような食感と濃厚な甘みは、一度味わったら忘れられない至福の体験。新米の上にたっぷりとのせれば、極上の海鮮丼の完成です。
これからの季節には、秋鮭やサンマ、そしてうま味たっぷりのカニなど、秋に旬を迎える食材も豊富に登場。北海道の広大な海と大地が育んだ食材は、まさに日本の食文化の頂点を体現しているといえるでしょう。

2025年「魅力的なご飯のおともがある都道府県ランキング」が示すのは、日本各地に根付く豊かな食文化の多様性です。北海道の海の恵みから沖縄の独特な食材まで、それぞれの地域が誇る「ご飯のおとも」は、その土地の自然環境や歴史、文化が生み出した貴重な財産といえるでしょう。
新米の美味しい季節だからこそ、普段とは違う「おとも」との出会いを求めて旅に出ることで、日本の食文化の奥深さを再発見できるはずです。
今年の秋は、新米と最高の「ご飯のおとも」を求める美食の旅に出かけてみませんか?きっと忘れられない味覚の思い出が、あなたを待っているはずです。
- source:じゃらん 魅力的なご飯のおともがある都道府県ランキング(via PR TIMES)
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