調査から見る石巻8000人の子どもの声。復興への関心にどう応える?
どの年代でも実際の復興活動については「募金」「地域の行事への参加」「まちの片付け」の順で多くされていたようです。一方で「震災を語り継ぐ」「まちづくりの活動に参加」「復興について意見を発信する」などに実際に関わった人はいずれも10%にとどまる結果に。
「募金」や「まちの片づけ」といった関わりやすい活動については情報提供が活発に行われたため、子どもたちの支援参加も促せましたが、よりリアルな体験をしているからこそできる、情報発信や伝承による支援活動は、まだまだ子どもたちの元に届ききれていないようです。
震災から5年、当時の記憶がだんだんと薄れつつある中で、目に見える復興活動ももちろん続けていかなければなりませんが、体験や記憶を伝承し続ける重要性にも目を向ける必要があります。
復興に関わりたいと感じている多くの子どもたちへの環境づくりが、今後求められます。
- source:セーブ・ザ・チルドレン
- image by:noomonnet / Shutterstock.com
- ※掲載時の情報です。内容は変更になる可能性があります。
いま読まれてます
1 2