もう1度小学校に通える!最先端を学べる山形の大人の小学校がスゴい
あなたがもし過去に戻れるなら、どこまで戻りたいですか? 大学? 高校? 中学? もしくは小学校?
子どもの頃に戻って、いろんなことを学びたい、吸収したい。そう思う人もいるかと思います。だけど、子どもに戻らなくとも小学校に通える、そんな場所があるんです。
その名も「熱中小学校」。山形県高畠町の廃校を利用した、大人のための小学校です。最新の技術や新しい価値観を学び、世界に発信できる人材を育て、地域創生を目指す学びの場です。
大人も新しい学びを
2015年10月からスタートした熱中小学校の主軸は、メインの社会塾と、課外活動の里山学習、技術学習です。社会塾では国語、算数などの小学校らしい内容(もちろん内容は大人向けですよ)から、ベンチャービジネスなど、多岐に渡った分野を学ぶことが出来ます。
また、講師陣も多彩な人材ばかり。大学教授や、様々なジャンルで活動する社長、CEOなど、熱中小学校の精神に共感した講師陣が、最先端の授業を行なってくれます。
授業は毎月週2,4土曜日の午後。1日3講義あります。半年ごとを1クールとし、3年で卒業というカタチをとっています。第1期は84名が参加しました。山形に通い続けるのは難しい…という方のために、ネット授業も開催しています。
熱中小学校の主軸、その2が里山学習です。稲刈り体験や、ぶどうの収穫体験など、授業日に合わせて特別課外活動を行ってきました。
また今年から行うのが「ぶどう畑再生プロジェクト」。小学校前の耕作放棄地を3~5年かけて再生していく計画です。熱中小学校から新たに「ローカルブランド」の開発を目指します。
主軸その3は技術学習です。なんと熱中小学校には3Dプリンターやレーザー加工機が常設してあるんです。講義前には山形大学の生徒が講師をし、使い方をレクチャーしてくれます。2016年3月より、一般開放を開始。平日9時〜16時は誰でも3Dプリンターの体験ができます。