ライダーの聖地に宿がない!隼駅にゲストハウスを作ろうと決めた理由
ーーートリクミはこれまでもコミュニティスペースを運営してきていますが、それだけでは足りなかった?
古田さん:これまで運営してきている「ちいきの台所 HOME8823」がきかっけとなって、新たにお店を始める人が増えたり、若者主催のイベントなども活発になりました。少しずつ、町が変わってくる兆しが見えてきたように感じています。
地域の方々も、当初より挨拶をしてくれることが増え、活動を応援してくれる地域に広まってきています。一方で、2年間スペースを運営してきて、課題も感じていました。点じゃなく面で町をつくっていかないと広がりが生まれないんです。
面にしていくためには、これまで自分たちが運営してきたお店だけでは限界がありました。もっとエリアに人が訪れ、滞在するための新しい仕掛けが必要だったんです。
ーーーなるほど。それが今回のゲストハウスだったんですね。
古田さん:ゲストハウスのように、外から人が訪れてくれて、外貨を地域にもたらしてくれる場所は重要です。内部で経済を回すだけではなく、外貨を得て、まちや人へと投資してかなければなりません。
ーーー新たに地域に生み出す『BASE8823』では、地域の人にとってどのような場所にしたいですか?
古田さん:外から訪れるライダーと、地域の方々が交わることでもっともっと笑顔を生み出していきたいですね。「こんな田舎でも商売ができるんだ!」と若い人がチャレンジする土壌をつくりたいと思っています。何かをやってみよう、新しいお店をこのエリアで出してみよう、そんな挑戦をする人を増やしていきたいと思っています。
ーーーありがとうございました!
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junyamori
ジャーナリスト、編集デザインファーム「inquire」代表。1987年2月生まれ、岐阜県美濃加茂市出身。未来の探求と社会の編集をテーマに『THE BRIDGE』『マチノコト』『IDENTITY名古屋』『soar』など複数のメディア運営に携わる。NPO法人マチノコト理事、一般社団法人HEAD研究会フロンティアTF副委員
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