『真田丸』をもっとリアルに楽しむための、高野山・九度山の歩き方
ここでは、九度山での生活をパネル展示とドラマ仕立ての映像により紹介されていたり、来年2月末までは大河ドラマの出演者のパネルやドラマで着用した衣装、小道具まで展示されています。
エンタメ感覚で見学できるので難しくもなく、大河ドラマにもますますのめり込めること間違いなし! オープンしてすぐに入館者1万人を達成したことからも、関心の高さを伺えます。
街全体が盛り上がりをみせている九度山。お散歩にはちょうどいい大きさですし、実際に彼らが住んでいた場所を巡りながら「いったいどんな気持ちでこの場所で、大坂城へ向かう決心をしたのだろう」などと、思いを馳せてみるのも楽しみ方のひとつです。
空海が開いた天空の都市
さて、九度山駅から期間限定の「南海・真田赤備え列車」に乗れば約1時間で高野山です。言わずと知れた世界遺産で、日本の精神文化が息づくこの場所には117の塔頭寺院が現存。
「奥之院」と「壇上伽藍」を二大聖地とし、人々の信仰を集めています。昨年には開創1200年を迎え記念大法会が執り行われるなど、いつも以上に注目を浴びました。
実は今回初めて高野山を訪れた私。標高約900メートルの天空の聖地とあって、一歩足を踏み入れた瞬間から別世界に入り込んだかのような、なんとも心地いい感覚に陥りました。
高野山を訪れるからには歴史や教えを知らないといけないのではないかと思っていたのですが、意外にも誰にでも開かれたオープンな場所。
約2キロの参道に広がる「奥之院」では20万を超えるとも言われている墓石に圧巻!
いまも弘法大師がこの世に身を留め人々を救い続けているとされる御廟へと続く緑の森の中をゆっくりと歩いているだけで、気分もすっきり癒されます。これぞまさに、最高に厳かな森林浴です。
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