札幌グランドホテルが限定カレーパン販売。そもそもなぜ札幌はカレー天国?
夏になると不思議と食べたくなる国民食・カレー。全日本カレー工業協同組合の統計によると、日本人は1年に約50回食べている統計も発表されています。
実はカレーのスパイスには、食欲増進効果や胃腸を元気にする効果に加え、熱中症予防や夏バテ防止にも一役買ってくれています。
でも、「暑い夏に汗を流しながら食べたくない!」という人も多いはず。では、気軽にワンハンドで食べられるおかずぱんの王道・カレーパンならどうでしょう。なかでも札幌にあるホテルメイドの贅沢なカレーパンは要チェックです!
グルメの宝庫・札幌はカレー天国
北海道といえばグルメの宝庫。雄大な北の大地が育んだ食材は鮮度も味も抜群です。特に道庁所在地で観光のメッカでもある札幌は、まさにグルメ天国。
海の幸やラーメン、ジンギスカンなどが有名ですが、実はカレー屋が多いことでも知られています。
その中でも、札幌で誕生したスープカレーは、全国的にも一時ブームになりました。札幌市内にあるスープカレー屋の中には、今でも行列ができるほど人気があります。
でも、どうして札幌でカレーなのでしょうか。実は歴史が古く、「少年よ大志を抱け」で有名なクラーク博士まで遡ります。
クラーク博士がバランスの取れた食事として推奨したのが「ライスカレー」。札幌農学校の寮則に「生徒ハ米飯ヲ食スべカラズ。但シライスカレーハ是二非ズ」と記したのだとか。それから札幌市民にライスカレーが浸透し、長い年月をかけて進化していったというのが一説として言われています。
【カレー雑学011】
「少年よ、大志をいだけ」で有名なクラーク博士は寮に住む学生の栄養状態改善のため西洋料理を推奨し、「生徒は米飯を食すべからず、但し、らいすかれいはこの限りにあらず」という規則を作った。
「ライスカレー」の語源ともいわれている。※諸説あり。— カレーを食べよう (@KOCworld) 2016年7月18日
ホテルシェフによる和洋中のカレーパンが登場
1934年の創業以来、国内外に札幌の食文化の発信役を担う「札幌グランドホテル」は、カレーのおいしさでも有名。カレーバイキングに力を入れていたり、カレー詰め合わせギフト(ビーフカレー&キーマカレー)を販売していたりと、カレー先進国・札幌を牽引している存在です。
そんな同ホテルで、7月1日~8月31日までの期間中、東館1階ホテルショップ「ザ・ベーカリー&ペイストリー」で6種類のカレーパンを月替わりで販売。札幌グランドホテル料理長とホテル内5レストランの調理長が和・洋・中それぞれの個性を活かして、「華麗なるシェフのカレーパン」を作りました。一体、どんなカレーパンなのでしょう。1つずつチェックしていきましょう。
【第一弾 2016年7月1日(金)〜7月31日 (日)】
「ノーザンテラスダイナー」調理長・菱沼雅人氏による「オニオンチーズのショソン・ア・ラ・キーマ」
「チャイニーズダイニング 黄鶴」調理長 永島 淳吾氏による「山椒香るチャイニーズビーフカレーパン」
「ラウンジ・バー オールドサルーン1934」調理長・関和貞氏による「スパイシーカレーのソーセージロールパン」