長崎は今日もレトロだった。異国情緒たっぷりの「ハウステンボス駅」
長崎県の観光スポットの有名どころといえば、長崎県佐世保市にある「ハウステンボス」があります。オランダの街並みを再現したテーマパークとして知られていますが、その最寄りの駅舎「ハウステンボス駅」は2010年にリニューアルされたそうなのですが、なかなか異国情緒があって素敵なんです。その周辺に広がる美しい早岐瀬戸も注目です。
※本記事は現段階でのお出かけを推奨するものではありません。新型コロナウィルスの国内情報および各施設などの公式発表をご確認ください。
長崎に行ったら寄ってみたい駅舎「ハウステンボス駅」
長崎といえば、ハウステンボス!そして、ハウステンボスのムードを演出するのに、最寄りのJRハウステンボス駅も一役買っています。「ホテルオークラ JRハウステンボス」から「ハウステンボス駅」に向かっていると、オランダの民家風の駅舎が見えてきました。階段状のデザインの屋根に赤色のレンガをイメージした駅舎。こちらは2010年にリニューアルされました。
ヒトの動線の起点となる駅だから、ハウステンボスのイメージを崩すことなく、ハイカラな印象。駅舎の中は、かなりコンパクトです。ハウステンボスが間近にあるから、ここでのんびり過ごすという人は少ないのでしょう。この駅はもともとJR九州の直営駅だったものの、現在はJR九州鉄道営業が業務委託として、この駅を運営されています。
切符を買うため、内部に入ると柿色の光を放つレトロな照明が印象的。ここにはパンやお菓子が並ぶ売店があります。
改札は自動改札ではなく、駅員さんが切符を切ってくださいます。普段はSUICAやPASMOでサクサク改札を抜けている身としては実に新鮮!
私と同じくオートマチックに慣れてる人には、人の手のあたたかみが感じられるはず。
駅のホームは「島式」ホームとよばれる形状をしています。
JR大村線の早岐方面(上り)諫早方面(下り)。1 つのホームの左右から乗り降りできます。
この駅には、特急「ハウステンボス」、シャトル列車「ハウステンボスリレー号」、「シーサイドライナー」が停車。「テツ」活動する人も見られるはずですよ。
ホームからハウステンボス方面を見ると、「ホテルオークラ JRハウステンボス」が威風堂々とそびえています。
ハウステンボスとホームの間には川?運河?海?と思われる水面がキラキラと輝いています。こちらあとで調べるとこれは「早岐瀬戸(はいきせと)」という名前の瀬戸。「瀬戸ってなんだ? 」。調べてみると「短い海峡」と書いてあり、ここ瀬戸の上流ではカヤックが楽しめるそうです。
しかし、この早岐瀬戸の美しさは尋常ではありません。長崎はもとより九州を代表する一大レジャー施設になった「ハウステンボス」の存在価値をより一層高めているのはいうまでもなく。
SNS上でも、「早岐瀬戸」の美しい姿がシェアされています。
私は諫早方面へ乗車したのですが、車窓から見る瀬戸は美しく、なんとなくヨーロッパの水辺のある町を旅している気分になりました。
そして、線路沿いを見渡すと、お花畑が。こんなところにまで配慮されているのですね。お花のお世話をされる方もお見かけしました。
2003年には2000億円以上の負債を抱えて経営破綻したハウステンボスが再生したのは、旅行代理店HISが経営支援を始めた2010年から。以来、入場者数は右肩上がりで昨年度は300万人を超えました。ハウステンボス駅の周辺を見ると経営努力がうかがえるはず。すみずみまでハウステンボスのエッセンスが息づく「ハウステンボス」駅でした。
今度、長崎に足をのばすことがあれば、早岐瀬戸の上流でカヤックに挑戦してみたいものです。
- image by:御田けいこ
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