日本の有名建築家の作品も。美しすぎる台湾の「名建築」スポット6選
九州ほどの面積しかない「台湾」は、狭い国土ながらも急速な経済発展を遂げ、さまざまな文化が交差しています。大変な親日的な国として知られており、新型コロナウイルス以前は人気の旅行先のひとつでした。
そんな昨今のコロナ禍で海外旅行に出かけられない状況が続きますが、今回は写真でも楽しめる台湾の「名建築」スポットをいくつかご紹介していきます。
ぜひ、新型コロナウイルス収束後の旅行計画の、参考にしてみてくださいね。
※本記事は新型コロナウイルス感染拡大時のお出かけを推奨するものではありません。新型コロナウィルスの海外渡航・入国情報および各施設の公式情報を必ずご確認ください。
台中国家歌劇院/台中
次は、台中市にある「台中国家歌劇院」です。ここは、大型のコンサートホールで、設計は日本の建築伊東豊雄氏が担当しました。
なんとも斬新なそのデザインは、建物自体を劇場ととらえたもので、内部の三次元曲線の壁面は人間の耳の中を表しているのだとか。
演劇、歌劇さらには骨董市などが開催されています。アクセスは、台北市から台湾新幹線で片道50分~1時間ほどです。
東海大学/台中
「台中国家歌劇院」と同じく台中市にある「東海大学」は、1955年に設立されたミッション系の私立大学です。
この大学のチャペルである「路思義教堂」は、非常にユニークは形をしており、柱が一切使われておらず、屋根が建物を支える構造になっています。
設計したのは台湾の世界的な建築家である世界にも有名な建築である貝聿銘(イオ・ミン・ペイ)氏。詩の代表作のひとつとされています。アクセスは、台中市バスに乗って「東海大学」で下車。
宮原眼科/台中
日本統治時代、日本人医師の宮原武熊氏が1927年に眼科として開業した「宮原眼科」。戦後は台中市政府衛生局が台中市衛生院として使用していた歴史のある建物をリノベーションし、現在ではスイーツショップとして人気を集めています。
店内に一歩入れば、ヨーロッパの古い屋敷や図書館を思わせるスーパーゴージャスな空間が広がり、さながらティム・バートンの映画か嶽本野ばらさんの小説の世界に迷い込んでしまったようです。アクセスは台鐵台中駅から徒歩で約4分ほど。
- スポット詳細記事
- >>>眼科なのに絶品スイーツ?台湾台中「宮原眼科」のお洒落レベルが凄すぎる
亜洲大学現代美術館/台中
次も台中市にある「亜洲大学現代美術館」です。亞洲大學の美術館であり、この斬新な建物を設計したのは日本が誇る建築家、安藤忠雄氏です。
三角形の独特なデザインをした3階建ての建物は、外観だけではなく内部も不思議な雰囲気。
展示室、ショップ、カフェ、トイレなどあらゆるエリアにおいて奇妙な形をした内装が目を引きます。アクセスは、バスで亞洲大學安藤館停留所下車で徒歩約1分ほどです。
蘭陽博物館/宜蘭
宜蘭県にある「蘭陽博物館」は、まず外観がユニークです。ビルが水の中に沈む途中のようなデザインとなっており、観光客の目を引きます。
台湾の北関海岸一帯にみられるケスタ地形の形状を、建物の建築に取り入れたこだわりようです。展示のテーマは、「人と自然の共生」。山、平原、海にちなんだ展示を行っています。台北市からバスで1時間ほどの場所に位置している博物館です。
北投図書館/台北
台北市の北投にある台北市立図書館の分館である「北投図書館」は、3階建ての木造建築で、周辺を自然に囲まれた美しい図書館です。
エコを考慮した設計になっており、太陽光発電や雨水のリサイクルシステムを備えています。2014年にはアメリカのテレビCNNの「世界で最も美しい図書館」のベスト27に選ばれました。アクセスは、新北投駅から徒歩で約6分ほど。
台湾には、最新テクノロジーと自然が融合した素晴らしい建築物ばかり。まだまだたくさん素晴らしい建築物であふれています。
いまは新型コロナウイルスの影響でなかなか台湾へ行くことができませんが、収束した際には思いっきり美しい建造物に癒されたいですね。
- image by:Shutterstock.com
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