自然のパワーを感じる。幻のタンチョウが生息する「釧路湿原」の忘れられない絶景

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2022/07/09

日本国内でスケールの大きな自然を見に出かけたいのなら、やはり北海道は外せません。海や山の自然とも違う、大地の大きさを実感できるスポットがいくつもあります。

なかでも一度は必ず足を運びたいのが「釧路湿原」。そこは見渡す限りの緑!

そして緑のなかを流れる豊かな川、自然に生息する貴重な動物たち。生きること、そして自然に生かされることのすべてが詰まった場所なのです。

今回は釧路湿原の魅力、楽しみ方、アクティビティなどを余すところなくご紹介していきましょう。

※本記事は新型コロナウイルス感染拡大時のお出かけを推奨するものではありません。新型コロナウイルスの国内・各都道府県情報および各施設の公式情報を必ずご確認ください。

日本最大の湿原「釧路湿原」

image by:Shutterstock.com

釧路湿原は、北海道東部に位置する日本最大の湿原です。その名の通り淡水によって潤いを与えられた大地に、豊かな植物が育っている場所を指し、日本の湿原の実に約6割を占める広大さを誇ります。

総面積は約2万6,000ヘクタール。東京都がすっぽり収まって、余るほどの大きさの自然が広がっており、展望台に立ってみても目で見える遥か彼方まで緑に覆われているほど!

広い釧路湿原のうち、約7,800ヘクタールが湿地の保存に関する「ラムサール条約」に登録されています。

この条約は湿地の生態系を守る、そして湿地の保存を目的とするもの。釧路湿原の中心地は「ラムサール条約」によって、動植物がありのままの姿で残されている場所という訳です。

釧路湿原の楽しみ方は?

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釧路湿原を訪れるもっとも大きな楽しみは、自然を満喫することです。そこに残された自然を展望台からや散策をしながら感じることが目的の旅となるでしょう。


日ごろ触れることのできないスケールの大きな自然は癒しの効果が抜群。大自然の中を力強く生き抜く動植物たちからパワーがもらえる場所です。

また、釧路湿原のアクティビティとしてカヌートレッキングキャンプなどがあります。

特におすすめはカヌー。釧路川をツアーガイド同伴で漕いで行くアクティビティは、普段は立ち入りが禁止されている釧路湿原の中央部分まで入ることができ、野生の動物たちに出会えるチャンスも倍増します。

幻の「タンチョウ」も生息している

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釧路湿原には手付かずの自然が残されており、そこでは貴重な動植物が見られます。一時は絶滅したと思われていたタンチョウは、この釧路湿原を中心としたエリアに生息しており、いまは少しずつ数を回復しています。

ほかにもキタキツネ、エゾジカなどが生息しており運が良ければその姿を見ることができるでしょう。

また、約200種類以上の野鳥が住む場所でもありますので、特に繁殖期の前、春ごろになるとさまざまな鳥の声が響き渡っています。

植物は約700種類に上るとされています。大地を覆うように成長する植物が多く、沼地を緑が隠しているため上から見ると一面緑色に。トレッキングをしてみると、ツルコケモモやシャクナゲを見つけることもできるでしょう。


「くしろ湿原ノロッコ号」に乗るのがおすすめ!

image by:Applepy/Shutterstock.com

北海道の旅といえば、交通手段が重要ですよね。レンタカーを借りての移動を計画するかたが多いですし、広い北海道内を自由に動き回れる車での移動も素敵ですが、釧路湿原へ行くのなら「くしろ湿原ノロッコ号」での旅がおすすめ。

同車は、JR釧路駅と釧路湿原とを繋ぐ観光列車のこと。毎年7月〜9月までのおよそ2カ月間のみ運行されています。

ビューンとスピードを上げて走る都会の電車とは違い、ゆっくりのんびり景色を楽しみながら進むのがノロッコ号の特徴。釧路駅から終点の塘路駅までの約1時間の間、釧路湿原の列車の旅が楽しめます。

車内アナウンスで見所を紹介してくれるほか、ここだけの限定ギフトや限定スイーツなども楽しめる特別な列車です。

釧路湿原は中央付近まで入ることができないので、時期が合えばノロッコ号に乗車するのがとてもおすすめ。眺めるだけでなく、自然を感じられる旅になるでしょう。

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