自然のパワーを感じる。幻のタンチョウが生息する「釧路湿原」の忘れられない絶景

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2022/07/09

「展望台」から釧路湿原を眺めよう!

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釧路湿原内には、個人での立ち入りが禁止されている場所も多くあります。しかし、いくつも展望台が設けられているので湿原内がどのようになっているのかを眺めることはできますよ。

いくつもある展望台のうち、いくつかを周ってみるのがおすすめ。どの角度から見ても美しく、日本とは思えないような壮大な風景が広がります。

細岡展望台

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まずおすすめの展望台は湿原全体を大パノラマで見ることができる「細岡展望台」です。釧路湿原駅から歩いて約10分ほどの場所にあるアクセスの良い展望台で、広さも十分に取られています。

初めて釧路湿原を訪れるかたは、まずこの展望台へ向かうのがおすすめ。近くにビジターズラウンジもあり、湿原の成り立ちが詳しく分かるパネルが展示されています。売店もあるので休憩にもぴったりです。

展望台に到着すると目の前に広がるのは、遮るものの何もない釧路湿原の全貌。大地を縫うように大きく曲がりながら流れる釧路川もはっきりと見ることができます。

真っ赤な夕日が湿原全体と釧路川を染めながら、徐々に沈んでいくようすは特に必見です。

  • 大観望 細岡展望台
  • 北海道釧路郡釧路町達古武22-9
  • 公式サイト

釧路市湿原展望台

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釧路湿原の遊歩道を歩いてみたいかたは、「釧路市湿原展望台」へと向かいましょう。釧路市街からは最も近く、本数は多くないもののJR釧路駅からバスも出ています。

こちらの展望台は1984年にオープンしたレトロ感満載のレンガ調の建物です。2階は小さいながらも博物館となっており、湿原についてさまざまな情報を得られますよ。

さらに周囲には遊歩道も。ツアーガイドの同伴は必要なく、自由に散策できる特別な道です。


1周約2.5kmで、バリアフリー完備の散策道もあります。小さなお子さま連れのかた、車椅子のかたでも心配なく釧路湿原を満喫できますよ。

季節によって変わる釧路湿原の風景

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釧路湿原を訪れるベストシーズンは、ノロッコ号も走る7月から9月ごろです。

緑も豊かでさまざまな花も見られるこの季節は、釧路湿原の最も美しい自然を楽しめるシーズンといえるでしょう。一面緑に覆われる湿原を堪能したいかたは春から夏にかけてがおすすめ。

しかし、注目したいのは冬です。極寒の北海道の冬ですが、雪に覆われる釧路湿原の姿も絶景!視界すべてに白銀の世界が広がる景色は、同じ北海道内であっても釧路湿原ならではといえるでしょう。

加えて冬は絶滅危惧種であるタンチョウに出会える確率もぐんとUPします。

というのも、餌の多い夏の間はタンチョウは釧路湿原の奥地に住んでおり、なかなかその姿を見せません。しかし冬になると餌を求めて、私たちが足を踏み入れられる湿原の手前側に現れることも増えるのです。

優雅に空を飛ぶ真っ白なタンチョウの様子はとても美しく、改めて自然の大切さを感じられること間違いなし。ただ防寒対策はしっかりと行いましょう。

釧路湿原で思い切り深呼吸

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今回は北海道の大自然を満喫できるスポット「釧路湿原」をご紹介しました。個人で湿原を眺めるも良し、ツアーに申し込んで大自然にお邪魔してみるのもとても良い経験になるはず。

手つかずで残された自然に圧倒され、魅了されてしまう釧路湿原へ、ぜひ出かけてみませんか?想像以上に壮大な風景が待ち受けていますよ。

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  • ※本記事は新型コロナウイルス感染拡大時のお出かけを推奨するものではありません。新型コロナウイルスの国内・各都道府県情報および各施設の公式情報を必ずご確認ください。
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元々インドア派だったはずが『恋する惑星』でウォン・カーウァイにハマり、初めての一人旅は上海へ。カメラ片手にどこへでも行くアクティブ旅女子になりました。現在は大学院に通いつつフリーライターとして、旅・アート・美容・ファッションをメインに活動しています。

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