長きに渡り影響を及ぼした新型コロナウイルス。旅行どころか外出もままならない日々が続いていましたが、遂に気持ち良く出かけられる日常が戻ってきました。暖かな春の到来と共に、思いっきりお花見を楽しみたいという方も多いのではないでしょうか。

そこで今回は、四国・香川県より「香川の絶景桜スポット」を7カ所ご紹介します。それだけでも美しい桜に、大自然が織り成す絶景が加わった名所の数々。絶品グルメだけではない香川の「絶景の魅力」を、早速チェックしてみましょう。

源平合戦の舞台から、閑静な住宅地の無人駅まで！香川の有名＆隠れ桜スポット

紫雲出山の桜と瀬戸内海の絶景

見ごろ：3月下旬～4月上旬

香川県三豊市に位置する「荘内半島」の「紫雲出山（しうでやま）」。標高352mと訪れやすく、遊歩道が整備され年間を通じて人気のスポットですが、香川県内では「県内屈指の桜の名所」として知られる場所でもあります。

紫雲出山の桜の魅力は、瀬戸内海の大海原と共に桜を満喫できるところ。山頂に上がると展望台が設置されており、鮮やかなブルーを背景に、およそ1,000本もの桜が咲き乱れる光景は圧巻です。

女木島

見ごろ：3月下旬～4月上旬

日本では知らない人がいないほど有名な昔話「桃太郎」に登場する「鬼ヶ島」として伝えられている「女木島」。島内には鬼の居住跡とされる洞窟をはじめ、鬼をフューチャーしたスポットが多く点在しており、見どころがたっぷりです。

名所として知られるのは、港から灯台へ向かう「桜並木」や灯台の周囲を彩る桜たち。およそ3,000本にのぼる植樹は「女木島に桜を植える会」によるもので、瀬戸内海に浮かぶ島々と共に壮大な絶景を堪能することができます。

屋島「獅子の霊巌展望台」

見ごろ：3月下旬～4月上旬

本格的に武士の時代の幕開けとなった鎌倉時代。そのハイライトのひとつである大合戦「源平合戦」の舞台として知られるのが「屋島」です。島内には合戦ゆかりのスポットが点在しており、歴史好きが多く訪れる名所としても知られています。

そんな屋島の桜は、山上にある「獅子の霊巌展望台」から眺める光景が大人気。1665年、当時の高松藩士・松平半左衛門可正が植樹したと伝わる「可正桜（かしょうざくら）」をはじめ、古木の桜たちが可憐に咲く風流な絶景を味わえます。

白峰園地展望台

「世界一長い鉄道道路併用橋」としてギネスブックにも掲載されている「瀬戸大橋」を背景に、一面の桜を眺めることができる「白峰園地展望台」。ほど近くに「四国八十八ヶ所霊場」の第81番札所として知られる「白峯寺」があり、この名称がつけられています。

また、後白河天皇によって讃岐へと配流され、そのまま没した第75代天皇・崇徳天皇のために西行法師が詣でた「西行法師の道」も、桜スポットとして知られる名所。歴史に想いを馳せながら、瀬戸内海と桜の美しいコラボレーションを堪能することができます。

挿頭丘駅（かざしがおかえき）

見ごろ：3月下旬

のどかな田園風景を走り「ことでん」と呼ばれ愛されている「高松琴平電気鉄道琴平線」。その中で、無人駅として知られている「挿頭丘駅（かざしがおかえき）」も、桜の名所として名高いスポットです。

美しい春の緑の谷間を抜ける、色鮮やかな黄色のことでん。この見事な光景を一層華やかなものにしているのが、斜面に植樹されている桜です。電車と桜のあまりの見事なバランスに、電車を愛する「撮り鉄」たちからも熱い人気を集めています。

オレンジタウン駅

見ごろ：3月下旬

電車×桜の名スポットとして、挿頭丘駅に次いで注目を浴びているのがJR高徳線の「オレンジタウン駅」。無人駅とは思えないポップな名称と、周囲は閑静な住宅地という組み合わせが新鮮な名所です。

線路に沿って梅や桜が咲く中を、味わい深い外観の列車が走り抜ける光景は、心をくすぐる懐かしさが浮かんでくる絶景。さまざまな車種の列車が通り楽しめることも、隠れた人気スポットと言われる所以です。

瀬戸内海や瀬戸大橋、レトロな列車や無人駅など、古き良き日本の光景を残す香川県の絶景。桜との相性が抜群の名スポットたちと共に、春の香川県を大いに満喫してみてはいかがでしょうか。

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