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なんて神々しい。日本の地元で語り継がれる神秘的な自然現象15選

ニッポン津々浦々
2019/04/03

6.湖にまつわるフシギな自然現象「御神渡り」/長野県、北海道

例年の見ごろ:1月〜2月/2月〜3月初旬(場所によって異なる)

諏訪湖の御神渡り(長野県)

長野県に伝わる「御神渡り(おみわたり)」は、湖の上に不思議と盛り上がった氷の山脈が発生する自然現象です。

これは湖が全面凍結し、昼と夜の温度変化により氷が収縮したり膨張したりした結果、湖面に収まらなくなった氷が表面を割って突出するために、山脈のように盛り上がるのだとか。

諏訪湖の御神渡り(長野県)

この現象で有名なのが長野県諏訪湖です。諏訪湖では毎年1月〜2月ごろの数日間から数週間のあいだこの御神渡りを見ることができます。しかし、条件によってはこの御神渡りを見れない年もあるそうで、その年は「明けの海」と呼ばれるんだとか。

また数年に一度、数kmにわたる50cm~1mもの高さの氷の道ができることがあるそうですが、この道は諏訪大社上社の男神が下社の女神のもとへと渡る恋の道と呼ばれています。なんともロマンチックですね!

屈斜路湖の御神渡り image by: pakku [CC BY 3.0], via Wikimedia Commons

ちなみに本州でこの御神渡りが見られるのは諏訪湖だけですが、寒冷期の北海道屈斜路湖(くっしゃろこ)でもこの現象が起こることがあるそうです。

屈斜路湖では寒さの厳しい2月〜3月初旬にかけて見ることができるそうですので、訪れた際はこの神秘的な光景をぜひ体験してみてくださいね。

7.まさに天空の城。竹田城跡の「雲海」/兵庫

例年の見ごろ:9月~11月(晩秋がベスト)

竹田城跡の雲海(兵庫県)

雲にまつわる自然現象のひとつ、「雲海」とは、高い場所から見下ろしたときに雲がまるで海のように見える光景で、地上では滅多に見られるものではありません。

そんな雲海を見ることができ、さらにSF映画のワンシーンのような美しい光景が広がっているのが、兵庫県の「竹田城跡」です。川霧によって雲海の中に浮かび上がるその様子は「天空の城」や「日本のマチュピチュ」とも表されます。


image by:Matsuo Sato/Shutterstock.com

竹田城は1600年に閉城しましたが、それ以降も石垣がそのままの状態で残されており、長い歴史の足跡を残しています。

そしていまではこの幻想的な景色が人を呼び、兵庫県朝来市が誇る人気の観光スポットになりました。また竹田城跡の雲海は季節ごとに違った表情を見ることができるのが見どこのひとつです。

雲海の発生時期は朝来市の公式サイトによると9月~11月で、まれにほかの季節でも見ることができるそうですが、特に晩秋が一番発生しやすい時期だそうですよ。

image by:Tetsuya Teramae/Shutterstock.com

雲と城跡の組み合わせはミステリアスで幻想的ですね。ちなみに日本国内だけでなく、海外からも注目を集めています。

雲海現象が見られるほかのスポットとしては、北海道トマムにある「雲海テラス」が有名です。こちらは星野リゾート リゾナーレ トマム内にある絶景スポットで、大自然のダイナミックな雲海の絶景を望めます。

雲海テラス(北海道)image by: 星野リゾート リゾナーレ トマム

この絶景のために星野リゾート リゾナーレ トマムに訪れる方も多く、2018年にはなんと累計来場者が100万人を超えたそう。こちらの絶景を見ることができるのは期間限定で、2019年度は5月11日(土)~2019年10月14日(月)までです。

・スポット詳細記事

>>>天国に思える絶景。北海道トマムで出会える奇跡の「雲海」(掲載日2018/09/01)

8.瀬戸内海を一望。筆影山の「海霧」/広島

見ごろ:10月末~1月中旬

筆影山から見下ろす瀬戸内海 image by: 広島県

海霧(かいむ/うみぎり)とは、暖かく湿った空気が冷たい海面に接することで生じる霧のことです。特に広島県三原市にある瀬戸内海国立公園の標高およそ311mの「筆影山(ふでかげやま)」からは、瀬戸内海の海霧の絶景を堪能できます。

瀬戸内海 image by: 広島県

早朝、陽が徐々に昇り始めると、雲のような海霧がまるで湯気のように発生。さらに海霧が朝日に照らされ、とても幻想的な光景になるのです。

例年の見ごろは10月末~1月中旬までで、よく晴れた日の出の前後の時間帯がベストだそう。

image by: 広島県

海からゆっくりと立ち上がるこの海霧は、まるで異世界にいるような雰囲気を醸し出しています。この筆影山から一望する海霧は絶景スポットとして人気が高く、多くのカメラマンが訪れているそうですよ。


9.海に咲く、白く淡い「波の花」/石川県、新潟県など

例年の見ごろ:11月〜2月

佐渡島の波の花(新潟県)

石川県能登半島新潟県佐渡島の冬の風物詩「波の花(なみのはな)」は、プランクトンが多く含まれた海水が勢いよく岩に打ち付けられ、それが白い泡状になる現象のことを指します。

今泉漁港(山形県)

冬の季節風が強く吹く日本海側で見られる現象で、見た目はその名の通り、まさに海に咲く波の花!風に吹かれて泡のように舞うことも少なくありません。

越前海岸の波の花(福井県)

こちらは福井県越前海岸の波の花。泡状の波の花は、なかなか見られない光景です。時間が経つにつれて白色から黄色へと色が変化していきます。

例年11月〜2月ごろが見ごろとなっていますが、海が汚れているときは発生しないそうですよ。

10.海に浮かび上がる「エンジェルロード」/香川県小豆島など

例年の見ごろ:通年(干潮時のみ)

小豆島のエンジェルロード(香川県)

香川県小豆島にある、可愛らしい名前の「エンジェルロード」は、干潮時に干上がった海底が陸地と島の間に出現する道です。

この現象はトンボロ現象といい、1日2回の干潮時以外は海に隠れていて普段は見ることができない道なのです。

小豆島のエンジェルロード(香川県)

このエンジェルロードは「大切な人と手をつないで渡ると願いが叶う」という言い伝えがあり、観光スポットとしても有名です。ぜひ、パートナーと一緒に訪れて見てはいかがでしょうか。

小豆島の他にも、静岡県西伊豆神奈川県江の島などでも見ることができます。

・スポット詳細記事

>>【神秘】西伊豆で見つけた「青の洞窟」と「東洋のモンサンミッシェル」(掲載日2016/11/09)

>>小豆島なしに大阪城はアリエナイ!?迷路のまちで見つけた意外な関係(掲載日2016/04/04)

本業は某百貨店などのグルメ系イベント企画。日本全国をめぐりすぎて詳しくなってしまったため、2013年よりグルメ・旅行ライターとしてもスタート。現在は6カ月国内地方、3カ月海外にいるため、名前のわりに海外にも詳しくなってしまいました。

なんて神々しい。日本の地元で語り継がれる神秘的な自然現象15選
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