なんて神々しい。日本の地元で語り継がれる神秘的な自然現象15選

関東甲信地方も梅雨入りが発表され、全国各地で梅雨のシーズンがスタート。雨が続く梅雨の時期をあけると、太陽が輝く真夏が待っています!

しかし、最近では新型コロナウイルスの影響でお出かけができないことも増えてきました。そこで今回は、写真を見るだけでも癒される、日本の神秘的な自然現象をご紹介していきます。

お出かけできないいまだからこそ、いつか行きたい旅の候補地としてぜひ参考にしてみてくださいね。

※本記事は必ずしも現段階でのお出かけを推奨するものではありません。新型コロナウィルスの国内情報および各施設などの公式発表をご確認ください。

一度は見てみたい、日本列島の美しく幻想的な自然現象の数々

マチュピチュ image by:Don Mammoser/Shutterstock.com

世界各国には絶景と呼ばれる美しい神秘的な自然スポットがたくさん存在しています。ペルーのマチュピチュやフランスのモンサンミッシェル、カナダのオーロラなどなど。でももちろん、日本も負けていません。

四季折々の色合いを見せてくれる日本列島には、時間やその時期の環境などの自然現象によって起こる、幻想的な景色が数多くあります。

そこで今回は、愛する人と訪れたい「エンジェルロード」や、これから見ごろを迎える「桜のじゅうたん」など、見ることができれば幸せになれそうな季節限定の奇跡、地元で語り継がれている風物詩を紹介したいと思います!

ちょうどGWの時期にしか見ることができない絶景もあるので、ぜひお出かけの参考にしてみてくださいね。

1.海に現れる季節の風物詩「夜光虫」/神奈川県など

例年の見ごろ:4月中旬〜8月(場所によって異なる)

海で光る夜光虫(神奈川県・湘南)image by:photoAC

まずは、夜の海が青く光る不思議な夏の風物詩「夜光虫」をご紹介します。夜光虫とは直径1〜2mmほどの海洋性のプランクトンのことで、夏になると海辺にたくさん出現し、夜には不思議な青い光を放ちます。

image by:photoAC

毎年、各地で青く輝く夜光虫がSNSなどで話題になっています。その光景はとても幻想的で、言葉通りブルーオーシャンへと大変身!主に神奈川県鎌倉愛知県三河湾石川県能登半島島根県鳥取県などの海辺で見ることできます。


image by:photoAC

実はこの夜光虫、赤潮の一種でお昼には淡い紅色に海を染めますが、波などの刺激によって夜には青白い光を発するそうです。

お昼は海辺を淡い紅色に染めるプランクトン image by:photoAC

場所にもよりますが、夜光虫にお目にかかれるのは4月中旬〜8月ごろの夜です。お花見の時期のあとは、まるでホタルように光り輝く夜光虫を見に出かけてみてはいかがでしょうか。

2.旬の味覚が絶景になる「ホタルイカの身投げ」/富山県

例年の見ごろ:2月下旬から5月の深夜(満潮・新月がベスト)

青く輝くホタルイカ(富山県)image by: とやま観光推進機構

夜光虫のほかにも、海を青く輝かせる生き物がいます。それがホタルイカです。ホタルイカといえばお刺身や酢みそ和えなどの、プリッとした食感が最高の春の味覚ですよね。3月〜5月ごろが旬とされ、主に新潟県沖から山陰沖に生息しているといわれています。

そのなかでも、特に富山県富山湾では毎年多くのホタルイカが大群で海岸近くまでやってきます。たくさんの発光器を持つホタルイカは、何かに触れると発光するのが特徴で、一説には敵を守るために発光しているのだとか。

ホタルイカ image by: とやま観光推進機構

ホタルイカが多く生息する富山湾では、ホタルイカの発光を「ホタルイカの身投げ」と呼びます。産卵期のメスのホタルイカは夕方から夜中にかけて浮上し、産卵を行います。

その際、沖に戻れなくなったホタルイカがたくさん打ち上げられていることから、「ホタルイカの身投げ」と呼ばれるそうですよ。

image by: (公社)とやま観光推進機構

ホタルイカの身投げにより青く染まった富山湾は、地元の風物詩として親しまれています。見ごろといわれているのは、ホタルイカの産卵期である2月下旬から5月ごろまで。そして月明かりがない新月の日深夜満潮に近く波が穏やかなときがベストだそうです。

なお、2019年の新月はGW後半の5月5日(日)で、GW中はちょうど月が欠けて明かりが少なくなっています。

八重津浜海水浴場岩瀬浜海水浴場が観測スポットとしては定番ですが、見ることができるのは深夜なので、近隣住民の方の迷惑にならないように注意してくださいね。

また4月〜5月の間はホタルイカ漁を海の上から観光できるので、富山県を訪れた際は体験してみてはいかがでしょうか。

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