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走る「デゴイチ」で人気復活。鉄道公園を救った車両たち

TRiP EDiTOR編集部
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2017/08/16

復活!有田川鉄道公園のデゴイチ 運行中

今年4月、有田川町鉄道公園にやって来た蒸気機関車・Dー51(デゴイチ)

d51
画像提供:Arikaina

 

公園内で修理と改造が続けられていましたが、7月下旬からいよいよ乗車体験が始まりました。デゴイチの復旧を手掛けるのは、鉄道輸送などの業務を行う大阪のアチハ株式会社(以下アチハ社)。同社の資料によると、この車両は昭和18年に浜松の工場で製造されたもの。昭和48年まで運行した後、個人所有となっていました。

「SLは貴重な文化遺産。後世に引き継いでいきたい」として”蒸気機関車復活プロジェクト”を計画するアチハ社が、今年この車両を取得。再び人を乗せて走れるよう整備されることになり、公園内にミニレールを持つ有田川鉄道公園に搬入されました。

空気で動く方式に改造 夏休み、実に44年ぶりに勇姿が復活!

デゴイチは有田川町に運び込まれると、『乗車体験を夏休みに始める』のを目標に修復を開始。単に動くようにするだけでなく、もともとは石炭で動くデゴイチを、より安全に動かせる圧縮空気で動く方式に改造。

6月には試験走行も行われ、当初の目標通り夏休みの始まる7月下旬から、公園内でお客さんを乗せての乗車体験が行われています。

「今のところ7月22日(土)から乗車体験を行っています。初日は有田川町内の方限定にすることも考えています」(アチハ社)

鉄道車両の中でも特に人気が高く、「搬入後、問い合わせも多い」(有田川町商工観光課)と言うデゴイチ。

実に43年ぶりとなる復活は、子どもたちをはじめ地元の人はもちろん、全国の鉄道ファンの熱い注目を集めることになりそうです。

 

悩みは運転士の確保?

整備の終わったデゴイチですが、当面は運転はアチハ社の方が勤めるとのことです。


「現役で蒸気機関車を運転されたいた方は、すでにかなりご高齢です。できれば、地元で運転士の方がいらっしゃれば良いのですが…」(同観光課)

アチハ社も「(運転士の)人数を確保したい」と話してます。

 

▼デゴイチ乗車体験
8月26日(土)・27日(日)
※デゴイチのほか、以前から運行しているモーター牽引によるハイモも乗車体験に登場する予定です。

▼有田川鉄道公園
有田川町徳田124ー1(有田インターから22号線を東へ、ヤマダ電気の角で左折、オークワを越え、割烹喜山の角で右折し真っすぐ、車約7分)

▼有田川町鉄道交流館
公園内にある施設。鉄道写真のパネル展示や、Nゲージ模型の展示・走行などを行っています。
Tel: 0737-52-8710
営業時間 10時〜17時 / 水・木 定休(祝日の場合は営業)
入場料=大人・高校生20 円、小中学生10 円。幼児・保育園児は無料

 

※本記事は許可を得て、「有田・海南のフリーペーパー Arikaina」より転載しています。

 

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