壊れたアンプ、元開発者が直します。思い出も蘇る修理ビジネスの秘訣

Array
2017/08/23

東京都有楽町で開催された「ものづくり匠の技の祭典」には日本が世界に誇る「ものづくり」の職人が集結しました。そこには伝統的なニッポンの「ものづくり」の姿がありました。その一方で、ものづくりではなく、作ったものを直す「修理」専門の職人さんも存在します。

今回、「オーディオアンプ」の会社が倒産したあとに立ち上げた、「自社製品」の修理をする元開発者を訪ねました。物を作ることと同じくらい重要な技術として再評価されている「修理ビジネス」に迫ります。

匠の技は修理にも発揮! アンプ再生の救世主たち

8月9日~11日まで、東京・有楽町の東京国際フォーラムでものづくり匠の技の祭典というイベントが開催された。メイン会場には、東京で活動する様々な分野の匠たちがブースを出展。表具、塗装、建築、内装、印章、石工、左官、建具、タイルアート、板金、造園、貴金属装身具、洋裁・和裁、和楽器、ジオラマなどなど、実に多彩だ。

20170821_monodukuri01
銅の工芸品をつくる職人さん

また、話題の下町ボブスレーや電気自動車「HOKUSAI」など、これから期待される技術の展示もあった。匠の技とは、伝統工芸だけではなく、私たちの身近なところにあるものなのだという思いを強くした。

下町ボブスレー
今話題の「下町ボブスレー」の展示

また、全国ブースには、岩手の浄法寺漆(日本産の漆のほとんどがここで採れる)、宮城や福島のこけし佐世保の駒ロクロ高知の硯など、日本各地の技も展示されていた。

ロクロ駒
今では珍しくなってしまった伝統おもちゃ「ロクロ駒」
いぐさ
い草で作られた工芸品

ほとんどのブースが体験コーナーを設け、子供たちはもちろん、大人まで夢中になって、製作に没頭する姿が印象的

有楽町にきて、たまたまイベントを覗いてみたという感じの外国人の姿も目立った

日本のものづくりの原点を知ってもらえたのではないだろうか。


いま読まれてます
 全国 実家に帰ると親がやけに優しい…夏の終わりに「帰省あるある」20選 ★ 142
 その他のエリア 外国人の「日本酒」爆買いが止まらない。世界に広がる地元のSAKE ★ 1341
 国内 日本に来た外国人がリアルに買っていく「意外なお土産」【2019】 ★ 1728
 奈良 食から始まる工芸デビュー。300周年・中川政七商店発信のおいしい伝統 ★ 15
 沖縄 台風情報でよく聞く「南大東島」がトリビアまみれの島だった ★ 674
  夏の離島ランキング、1位は黒島。「フォトジェニックな島」が上位独占 ★ 934
エアトリ 100%、ピュアです。初体験が詰まった「ニュージーランド旅」が最高な理由
壊れたアンプ、元開発者が直します。思い出も蘇る修理ビジネスの秘訣
この記事が気に入ったら
いいね!しよう
TRiP EDiTORの最新情報をお届け
TRiPEDiTORオフィシャルメルマガ登録
TRiP EDiTORの最新記事が水・土で届きます