カステラが一番の長崎県民が、本当にオススメする本場の名店7選
カステラの街、長崎ならではの「カステラ切れはし」
「カステラアイス」で紹介した「ニューヨーク堂」の店内に書かれていたこの文字。
「切れはし ザラメ入 形・大きさ・厚み ふぞろい」
「ふぞろいの形 ご了承の上お買い上げ下さい」
この「切れはし」とは、焼きあがったカステラを、成形して切り分けていく過程で残った「端っこ」のこと。サンドイッチに使って余ってしまった「パンの耳」的な存在です。「端っこ」といっても立派な「カステラ」なのですが、色や形が不揃いであるため、商品として売り物にならない。ただし味は正真正銘の折り紙付き。それなら馴染みのお客さん向けに提供しちゃえ。
「切れはしのカステラ」は、長崎の商売人の心意気から生まれたサービス品なのでした。
今回、長崎市内で目にすることが出来るカステラについてご紹介をしましたが、シンプルで飽きの来ないカステラの味は、各店舗で製法も違えば、味わいも違います。
製法を守り伝統を後世に伝えながらも、時代に併せて今でも進化を続けている、長崎を代表するお菓子なのでした。
皆さんも長崎を訪れた際には自分だけのカステラを探されてみてはどうでしょうか?
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