世界が「日本の抹茶」に恋してる。訪日外国人にも広がる本場のMATCHA
抹茶の中でもお土産に人気なのはキットカット!
京都で宇治抹茶を十分に体験した人たちは、やはり友人や家族に選ぶお土産は、抹茶系のものが多いようです。やはり人気なのは、世界的お菓子ブランドのキットカットの抹茶味。
ネスレ日本では2004年より「宇治抹茶味」を販売開始。2008年には、空港免税店向けの「抹茶キットカット」、2012年には、「オトナの甘さ 抹茶」と販売の幅を広げてきました。そして、昨年度には京都府と同社が「宇治抹茶の振興に関する連携協定」を結び話題になりました。
こういった戦略により、認知度は高まり、抹茶味のお菓子の中でキットカットは国内シェアではトップへ。
やはり、空港に免税品として、お土産用の「抹茶味のキットカット」をおくことで、外国人観光客のあいだで知られるようになり、おみやげとしては定番のとなったのでしょう。
My boss just suddenly gave me a full box of matcha kitkat … and idk why ?
I’m very thankful tho ?? pic.twitter.com/ib4rEZiNKt
— Em (@EmMartinito) 2017年9月15日
「上司が突然抹茶のキットカットをくれました。なぜかわらないけど、とても感謝!」
All you need is some KitKat Matcha and songs of Ed Sheeran to fix a broken life…
— ? (@shanleyabella) 2017年9月12日
「キットカットの抹茶味とエドシーランの歌さえあれば、ダメな人生をやり直せるわ」
L’EVOLUZIONE. IL 2017. I KITKAT AL MATCHA IN ITALIA. STO PIANGENDO DENTRO AL SUPERMERCATO pic.twitter.com/9uqo9fbvEh
— Tamamohime♄☾ (@whereismydragon) 2017年9月2日
「2017年の進化。抹茶キットカットがイタリアに。私はスーパーの中で泣いています」
Brought back @KITKAT bars from Japan as a souvenir. Dark and light #matcha flavours. Wish we had these. #delicious #matchalicious #kitkat pic.twitter.com/lP6TH9oCoW
— Aalyssa (@AalyssaAtley) 2017年9月2日
「日本からお土産でダーク&ライトの抹茶味のキットカットを買ったのだけど、私たちの国にもあれば良いのにな」
他にも京都ではこんな抹茶お土産も人気。
Souvenir du Japon, gâteau à la broche au matcha de kyoto pic.twitter.com/K4WWVPTN7i
— Restaurants Voyages (@GuideRestos) 2016年10月27日
「日本からのお土産。抹茶味のケーキ」
Yatsuhashi, thin flavored mochi folded over fillings (matcha/red bean, here), are the big souvenir sweets in Kyoto pic.twitter.com/YxbfDE7zA2
— Casey Zakroff (@pHsquid) 2015年11月4日
「抹茶味の八つ橋。京都のお土産」
全国的に「抹茶」商品を強化
抹茶に力を入れているのは、ネスレだけではありません。近年、企業と抹茶のコラボの傾向が目立ちます。
「お〜いお茶」でおなじみお伊藤園は、昨年約5億円をかけ、静岡相良工場内に「抹茶工房」を新設。海外向けに販売販路を拡大しています。
また、日清食品は今年1月に「カップヌードル 抹茶 抹茶仕立てのシーフード味」を発売。異色の味とそのインパクトは記憶に新しいでしょう。
また、あのビスケットブランド「オレオ」が先日発表した新作は「オレオ クリスピー 抹茶ラテ」。これは日本人の消費者に開発された独自のレシピで日本限定の味だそうですが、外国人旅行客にみウケそうですよね。
企業と抹茶のコラボが増える中、こういった「抹茶味」の商品は、今後「キットカット」のように外国人旅行客の間で新たな定番お土産に加わるかもしれませんね。
以上、世界で人気の抹茶について紹介しました。
古来から飲まれ続けてきた抹茶。私たち日本人にとっては身近な存在でしたが、今「世界のMATCHA」として大きく羽ばたきはじめ、いま、世界中が抹茶に恋する時代に突入しました。よくよく考えみると、何百年ものあいだ世界に知られていなかったというほうが不思議ですよね。
今後も日本の地方の茶農家とパートナーシップを組む本格派の海外のレストランやカフェも増加するはずなので、抹茶を生産する茶農家には大きなチャンスが待っているのではないでしょうか。
また、企業が「抹茶味」の商品化に本腰を入れ始めたのも大きな動きですね。今後も様々な抹茶味の商品が増えることでしょう。
抹茶の本場のひとつである京都に訪れる訪日外国人が様々なスタイルで抹茶を楽しむ姿をみると、これは一時的なブームでは終わらず、今後も加速することが考えられます。個人的には、ROYCEが販売するポテトチップチョコレートの抹茶チョコレート版なんかあったら、爆発的にヒットするのではないかと、密かに思っています。
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文/ジモトのココロ編集部