助けて、温泉。急な気圧の変化で自律神経ヤバい人にすすめる全国の炭酸泉
“ラムネ温泉”として知られる「長湯温泉」【大分県竹田市】
炭酸濃度、湧出量、温度より「世界屈指の炭酸泉」と知られている温泉といえば、大分県竹田市の「長湯温泉(ながゆおんせん)」です。泉質は炭酸水素塩泉・二酸化炭素泉。
1980年代、「花王」は入浴剤の製品開発の参考にするため、全国各地をまわりましたが、全国的にも希少である長湯温泉の炭酸泉に注目したことで、のちに「日本一の炭酸泉」と言われるようになりました。
現在、使われている源泉は51もあり、毎分4000ℓ以上の温泉が湧出しているとか。すべての温泉に二酸化炭素が含まれています。
昔から湯治場として知られていましたが、昭和9年に長湯温泉を訪れた文豪・大仏次郎(おさらぎ じろう)が旅行記に「ラムネの湯」と称したことでも知られていますね。他にも多くの文化人を魅了しました。旅館はもちろんのこと、公衆浴場、共同浴場などが点在しています。
全国的にも知名度の高い人気の「ラムネ温泉館」
南伸坊氏が手がけたという”頭にタオルを乗せたのキャラクター”や、モダンな外観が目を引きます。
東京大学名誉教授であり、建築家でもある藤森照信氏が建築を手がけたラムネ温泉館。塔のてっぺんに松には、“ラムネ温泉が長く栄えるように”という祈りが込められているのだとか。
このラムネ温泉館では「炭酸泉」と「炭酸水素塩泉」の2種類の泉質が楽しめます。
名前の通り、ラムネのような温泉に使って、体も心もリラックスできそうですね!家族風呂も3棟あるので、子連れの家族は親子で水入らずもありかも?
ラムネ温泉館
住所:大分県竹田市直入町大字長湯7676-2
Tel: 0974-75-2620
料金:500円
家族湯(3棟)2,000円/60分
営業時間:10:00~22:00
定休日:第1水曜(1月と5月は第2水曜日)
ドイツ風の外観が目を引く「御前湯」
ドイツ風の建築デザインが目を引く「御前湯(ごぜんゆ)」。夜にライトアップされた洋風な建物は外からみるとエキゾチックですね。
高温に溶け込みにくい言われる炭酸泉ですが、御前湯の泉温は45.8度〜46.8度と50度近い温度の炭酸泉が特徴的。
きりきず、やけど、慢性皮膚病、神経痛、筋肉痛、関節痛、五十肩、運動麻痺から疲労回復、健康増進などの効能が期待できるとされています。1階と3階には大浴場があり、家族用の貸切風呂もあります。
御前湯
住所:大分県竹田市直入町長湯7962-1
Tel:0974-64-1400
入浴料:大人500円、小学生200円、家族湯2,000円(50分)
街のど真ん中にある混浴露天風呂「ガニ湯」
街のど真ん中の川下にあるのが、「ガニ湯(カニ湯)」。なんとここは混浴露天風呂。ロケーションも目立つところにありますが、囲みもない、脱衣も橋の下という、解放感満点の野天風呂です。
カニにまつわる伝説があるそうで、インパクトのある「ガニ湯」の愛称で親しまれています。公共の露天風呂なので、24時間オープン。もちろん、無料です!
住所:大分県竹田市直入町長湯
料金:無料