海外が驚いた伝統の職人芸。日本の「こけし」が海外でブームに

Array
2017/11/08

こけしの発祥地!宮城県の鳴子温泉にある「桜井こけし店」

p12_naruko

そんな外国でのKOKESHIの人気に目をつけ、アートでポップなこけし作りを行うのが宮城県、鳴子温泉にある「桜井こけし店」

鳴子温泉はもともとこけしの発祥の地と言われる場所で、子どもの遊び道具として作られていた人形が少しずつ知られるようになり、お土産品として広まっていったと言われています。

その鳴子温泉で江戸時代からこけし作りを行う老舗が「桜井こけし店」なんです。

p22_codama

p2_sakurai

p10_classics

「桜井こけし店」では様々なタイプのこけしを作っていますが、海外用にデザインされた「Hagoromo(はごろも)」と名付けらえたこけしに注目。

淡いパステルトーンの色彩で、これが本当にパッと目をひく可愛いさなのです。

p17_hagoromo

p23_greeting kokeshi

こけしのシンプルなフォルムとパステルカラーがこんなにも相性よいことに驚かされました。

この「Hagoromo」シリーズのこけしは、仕上げてにろうを塗っていないのが特徴で、そのため木材の持つ風合いがそのまま残されています。今までのこけしとは異なる完璧なニューウェーブなんですが、これがなんともおしゃれ! 

p18_kaguya

まるで北欧のおもちゃのようなシンプルな可愛さは、はまる人にはたまりません。これならおしゃれなカフェに置いても全然浮かないし、白壁にも映えます。

ナチュラル系やビタミンカラーが効いた北欧デザインの空間までどんな空間にもセンスよく馴染む、まさに逸デザイン! 


インスタでこの「Hagoromo」のこけしの写真を見たとき、これまで自分の中にあったこけしの概念が根本的に覆られました。

p19_cozchi

 毎年1月と9月にパリで開かれるインテリア業界のパリコレとも称される国際見本市「メゾン・エ・オブジェ」でもこの「Hagoromo」がとっても人気で、日本でも人気のイギリスのデザイナーブランド「ポール・スミス」とも取引が結ばれたそうです。日本のこけしがKOKESHIとなって海外へ輸出される時代なんですね。

「Hagoromo」を見た海外の人からは、「とてもラブリー!」、「なんて可愛いの!」、「本当にカワイイ」などの声がたくさん寄せられています。

 

What do you think of these lovely new items?

桜井こけし店 | Sakurai Kokeshiさん(@sakuraikokeshi)がシェアした投稿 –

いま読まれてます
 東京 そうだ、日本に染まろう。ハイセンスな浅草のホステル「BUNKA HOSTEL TOKYO」 ★ 139
 兵庫 ロリータのために播磨の鍛冶職人が「包丁」を作ったらこうなりました ★ 415
 茨城 伝統を次世代へ。水戸で生まれた「すずも提灯」が世界に賞賛されるワケ ★ 274
 佐賀 名シェフもうなる有田焼の魅力。佐賀県が目指す世界に通用する器作り ★ 64
エアトリ 憧れの北欧。デンマーク・コペンハーゲンで暮らすように旅をする
海外が驚いた伝統の職人芸。日本の「こけし」が海外でブームに
この記事が気に入ったら
いいね!しよう
TRiP EDiTORの最新情報をお届け
TRiPEDiTORオフィシャルメルマガ登録
TRiP EDiTORの最新記事が水・土で届きます