【体験記】週末は贅沢な田舎を味わう。星野リゾート「界 アルプス」
予約が取れないで有名な、人気宿を展開する「星野リゾート」が全国14ヵ所に展開しているのが、日本初の温泉旅館ブランド「界」。
その「界」ブランドのひとつで、大町温泉郷の最奥に位置する「星野リゾート 界 アルプス」は、信州の田舎体験を楽しめる温泉宿です。昨年12月にリニューアルオープンしたばかりの「界アルプス」を親子で訪れました。
「ウェルカムおやき」がお出迎え!
長野県に位置する「大町温泉郷」は、黒部ダムの建設資材輸送基地として、昭和39年に最初のホテルが開通したという、比較的新しい温泉街です。昭和46年のアルペンルート全面開通以来、夏は長野県側の玄関口として、冬は白馬エリアのスキー場に近いことから人気があります。
大町温泉郷のメイン通りを最奥へ進むと、公道をはさむように作られた「界アルプス」のエントランスが見えてきます。正面に温泉の神様である泉嶽寺をたたえ、まるでその参道のような風情です。
フロントでチェックインをして、ふと横を見ると、扉越しに大きな囲炉裏が見えました。しかも、スタッフの方が何か焼いています。
チェックインの時間帯に、ウェルカム「おやき」がお出迎え。しかもあつあつ。もちもちの皮の中に、やさしい味の野沢菜が入っています。聞けば、普通の野沢菜だと味が濃いから、おやき専用の野沢菜をオリジナルで漬けているのだそう。暖かい囲炉裏で、手作りのおやき。
信州の田舎体験は、素朴なおいしさから始まりました。
大きなかまくらも
部屋へ向かう途中に、大きなかまくらを発見!数日前に大雪が降った際に、スタッフのみなさんで作ったのだそうです。中は子どもが立ち上がれるぐらいの広さで、雪でできた家に、息子は大喜び。夜は入り口に明かりがともって、幻想的です。
「暖炉体験」ができる
部屋タイプはいくつかありますが、中でも離れの2部屋は「暖炉のあるロフトタイプのお部屋」で、冬は特におすすめです。部屋に入るなり、息子が暖炉の横にあるマッチを発見。着火剤と薪が積んであり、暖炉の火付け方法が書かれた説明書もあります。
息子は得意げにマッチに火をつけて、薪に火が付くまで炎を眺めながら過ごしました。離れの2部屋はベッドが4つあるので、子どもが多い家族や二世帯での旅行などに便利です。
雪遊びグッズがお出迎え
部屋に荷物を置いたら、部屋の前の中庭で雪あそび。フロントで雪遊びグッズを貸し出しているので、雪玉製造機を借りて雪合戦を楽しみました。雪はサラサラでなかなか固まらないけれど、たまにきれいな雪玉が作れると楽しくて、いつまでも飽きることなく遊べます。
雪あそびグッズの他にも、囲炉裏のそばに「かんじき」やお手玉、けん玉、コマなどが置いてあり、雪あそびだけでなく、昔なつかしい遊びも盛りだくさんです。
敷地内を散策していたところ、軒先に大きなつららを発見。手を伸ばして慎重にはずすと、光り輝く氷の剣になりました。雪玉グッズを置いて、しばらく氷の剣を振り回していた息子。手が冷たくなってきたところで、お風呂に行くことにしました。