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GWに五感を研ぎ澄ます。海外でも話題「森林セラピー」を体験してきた

末次優花
末次優花
2018/05/02

鳥取・智頭町の森林セラピーが人気な秘密は?

智頭町の森林セラピーが人気な秘訣を、智頭町観光協会にお伺いしました。今回お話しいただいたのは、森林セラピー基地マネージャーの岡垣祐子さん。森林セラピーソサエティ―認定「森林セラピスト」でもあり、ご自身も智頭町森林セラピー基地「森のガイド」としてお客さんをご案内されるそうです。

一人でも参加できる

智頭町はまちの総面積の9割以上が山林で、その豊かな緑を存分に活かした「森林セラピー」が人気とのこと。お客さんは20代から80代まで幅広く、個人のお客さまは、夫婦、家族、友達同士、大学の研修、はたまた1人で参加されるなど様々で、県内外、そして海外のお客さまも増えているそうです。当初は女性の方が多かったそうですが、いまは男性も増えてきているとか。バスツアーの方もあれば個人でお申し込みされる方も多いそうです。

農家滞在でアットホームな滞在ができる

また、地元の農家さん宅に泊まる民泊も人気の秘密だとか。「家族の一員」として受け入れられ、一緒に畑の野菜を採りに行き、一緒にごはんをつくり、ゆったりとくつろぎながら、地元の方と話をする。家に帰ると「おかえりなさい」と言ってくれる。智頭の人とは「心が通じる」んだとか。体験された方で「また来たい」と感じて実際にリピーターになる方もいらっしゃるなど、地元の人とのあたたかな関係に魅力を感じる人も多いそうです。その穏やかで懐の深い人柄は、やはり緑豊かなまちだからこそでしょうか。

囲炉裏にあたりながらのんびりと智頭町でのひとときを過ごします

海外のお客さんが感動するのは「自然そのまま」の森

智頭町森林セラピー基地にも、海外のお客さんも増えているそうです。韓国が最も多く、台湾、シンガポールなど東アジアの国々や、ロシアのお客さまも来るそうです。

韓国のお客さまは、管理されすぎていない「自然そのまま」の森に感動されるそうです。なんでも韓国では、自然を楽しもうと思ってもお店が立ち並んでいたり整備されていたり、「自然をそのまま楽しむ」ことが難しいそうです。なんと、カエルが現れただけで、キャーキャーと嬉しくて騒いでしまうくらい、「そのままの自然」が少ないんだとか。

日本にいると当たり前だと感じる環境が、海外では珍しい。それだけ日本は「自然」に恵まれた環境なのだと思います。

新人研修など企業向けの森林セラピーも

智頭町では興味深い独自の取り組みがあります。それは、企業向け「メンタルヘルスケア」プログラム。千葉大学との共同研究により、昨年より提供を始めています。お客さんからは、「物の考え方や見方が変わった」「ぜひまた来たい」など、喜びの声が聞かれるそうです。

また、地元「鳥取銀行」は智頭町と締結して新人行員研修を「森林セラピー」で行う「森の銀行」という取り組みを始めるなど、新しい動きも始まっています。

平成27年より新たに設けられた「ストレスチェック制度」により「メンタルヘルスケア」を気にする企業も多くなっています。このような取り組みが自発的にどんどん生まれてくるのも、智頭町の魅力ではないでしょうか?


岡垣さんは、「森林セラピーや民泊を体験することで、考え方がマイナスからプラスになるなど、考え方や見方が変わってくる。いろいろな立場の人、環境の人が、森の力をとりこんで、日々に活かしていってほしい。」とお話しされていました。

 

森林セラピーの体験レポート、いかがでしたか? 現在ではその効果は科学的に実証されてますが、日本人はこの森林浴の癒やし効果を細胞レベルで感じて日常生活の中でも実践してきたような気がしました。

GWも後半戦ですが、わざわざ遠くまででかけなくても近くの森林や木々が多い公園などでまずは深呼吸することからでもはじめられます。日々忙しく過ごしている中で見過ごしがちな何かを「森林セラピー」で見つけられるかもしれません。会社が始まる前に、森の中でゆったりと過ごす時間を設けてみてはいかがでしょうか?

source:智頭町森林セラピー

末次優花

鳥取県生まれ。都会からUターンして現在は地元山陰を満喫中。都会に向けて山陰地方の魅力を日々発信しています。
人生最大の目標「ロードキル(動物の交通事故)を無くす!」をモットーに、地元大学で研究に取り組みながら、雄大な自然のなかでエコツアーガイドや移住支援事業に取り組んでいます。

GWに五感を研ぎ澄ます。海外でも話題「森林セラピー」を体験してきた
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