その美しさ、振り返らずにはいられない。滝の名所・那須塩原市の名瀑をフォトレポート

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2015/06/17

首都圏から車で2時間ほど、気軽に出かけられる温泉地として人気の那須塩原。日帰りで良質の湯を楽しまれたことがある方も多いのではないでしょうか。

でもちょっと待ってください、せっかく那須塩原に足を運ぶのなら、「滝」を訪ねない手はありません。というのも那須塩原は数多くの名瀑が水煙を上げる「滝の名所」でもあるんです。ということで今回は、新緑の中、マイナスイオンを感じる旅に皆さんをご案内します。

那須塩原の名瀑を巡る旅

最初にご紹介したいのは、回顧(みかえり)の滝。尾崎紅葉の名作『金色夜叉』にも登場した、那須塩原を代表する、まさに名瀑です。

回顧の滝
回顧の滝

落差は約70m。「旅人が思わず振り返らずにいられない」と言われたことが名の由来とのことですが、観瀑台から眺めるその姿は、いつまででも目にしていたい「絶景」。途中、吊橋を渡るコースもありますので、ちょっとした冒険気分を味わうことも可能です。

回顧の滝と並んで、那須塩原に来たなら絶対に見ておきたいのが竜化の滝。長さ130m、3段に分かれて流れ落ちるその様が天に昇る竜を連想させるところからこの名がついたとされています。

竜化の滝
竜化の滝

国道沿いの駐車場から、よく整備された遊歩道を歩くことおよそ20分。ちょっと汗をかき始めた頃に目の前に現れる「竜」は、見るものに息を飲ませる迫力です。那須塩原の滝にあってもっとも水量が多いともいわれていますので、水音ももちろん超一級。五感で楽しめる滝といってもいいかもしれません。

最後にご紹介するのは、竜化の滝と打って変わって女性的な美しさを誇る、その名も乙女の滝。名の謂れは、かつてこの滝で乙女が髪を洗っていたからだ、とも、滝そのものが乙女の姿に見えるからだ、とも。いずれにしてもロマンティックなスポットであることに間違いありません。

乙女の滝
乙女の滝

駐車場から至近というアプローチに加え滝つぼまで近づけるため、静かな人気を保ち続けるこの滝の落差は10m。清流に足を浸しながら浴びる天然のミストシャワーの心地良さは、別世界にいるような錯覚すら喚起させてくれます。

那須塩原の名瀑を巡る旅、いかがでしたか? ほかにもまだまだ魅力的な滝が皆さんをお待ちしています。森林浴を兼ねて心も体もリフレッシュできる旅に、あなたも出かけてみませんか?


乙女の滝

住所:栃木県那須塩原市板室703

回顧の滝
住所:栃木県那須塩原市関谷
竜化の滝入り口
住所:栃木県那須塩原市塩原
  • image by:大原広軌
  • ※掲載時の情報です。内容は変更になる可能性があります。
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東京都福生市生まれ。ライター、構成作家。一家で妻の出身地である長崎県佐世保市に移住してから4年余り、美味しい海の幸が安価で食べられる幸せを噛みしめつつ、九州・山口・沖縄の絶景スポットを巡る日々を送っている。

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