まるでRPGのよう…美しすぎる世界の神秘的な「絶景スポット」14選
ナイカ鉱山/メキシコ
メキシコのチワワ州にある「ナイカ鉱山」は、別名「クリスタルの洞窟」ともいわれ、2000年に鉛鉱山の採掘中に発見されました。それまでは数十万年もの間、地下水の中に埋もれていた知られざる絶景スポット。
そのクリスタルの正体は透明な石膏(セレナイト)です。長さ約27m、幅約9mのそれほど大きくない洞窟内は巨大なクリスタル(結晶)で埋め尽くされています。
最大の結晶はなんと長さが約11m、直径が約4m、重さが約55トンもあるというから驚きです。
その壮大な時間をかけて形作られた結晶の奇跡は、現在は実際に見ることはできません。2009年に洞窟への立ち入りは禁止されています。
レンソイス・マラニャンセス国立公園/ブラジル
ブラジルの北東部にあるマラニャン州にある「レンソイス・マラニャンセス国立公園」。ここにはポルトガル語で「シーツ(=レンソイス)」と呼ばれるに相応しい、真っ白な純白の砂丘が広がっています。
この白い砂丘は砂の成分が石英という白い鉱物でできており、その石英が太陽の光を浴びて白く光輝いているのです。
また雨季になると、砂丘下の地下水が水位を増すことで湖が現れます。その多数の湖がエメラルドグリーンを呈し、白い砂丘との素晴らしいコントラストを生み出します。
地獄の門/トルクメニスタン
その「地獄の門」という名前のゆえ、ガイドブックにもあまり載らない炎の絶景が、トルクメニスタンのカラクム砂漠にあります。
砂漠のなかに直径約60m、深さ約30mの巨大な穴に、約40年前にメタンガスの拡散を防ぐために地質学者により火が放たれましたが、穴よりガスが絶えることなくずっと燃え続けているのです。
風向きによって熱風が吹き、炎の轟音を身近で体験することができます。いつまでその火は燃え続けるのか、誰もわかりません。いまでもその炎は燃え続けているのです。
ウユニ塩湖/ボリビア
「天空の鏡」と呼ばれる「ウユニ塩湖」は、南米ボリビア西部の都市ウユニから車で約1時間程度のところにあります。標高は日本の富士山と同じ位の約3,700m、面積は約11,000平方キロメートルもあります。
なぜ天空の鏡のような絶景がみられるのかというと、湖全体の高低差が50cm以内のため。さらに降雨があっても雨がほかへ流れず湖に膜を張るため、その湖面に空が綺麗に写し出されるからです。
しかし、その絶景は1年のうちでも雨季の11月後半から3月ごろまで。一方で、それ以外の乾季では湖の水が干上がるため、塩の結晶が湖面にむき出しになり、塩湖を歩いて楽しむこともできます。
雨季と乾季でもどちらの季節でも、その絶景が楽しめるのも魅力のひとつでしょう。
ダロール火山/エチオピア
エチオピア北部、ダナキル砂漠にある「ダロール火山」では、不思議な光景を目の前でみることができる場所です。1926年のダロール山の水蒸気爆発で直径30mのクレーターが形成されました。
大地は、硫黄やミネラル、高温の影響を受け、極彩色のカラフルな色を呈しています。夏には気温50度を超え、世界一過酷な土地で、人類が住むことができるもっとも暑い場所ともいわれています。
クレーターの側に行くと溶岩の熱を身近に感じられ、火の粉が降り注いでくることもあるようです。
世界広しといえども、今回ご紹介したスポットはまさに絶景中の絶景。一度は訪れてみたい神秘的なスポットですね。
まだまだ新型コロナウイルス感染症の影響で海外旅行に出かけられない日々が続いていますが、また海外に行けるようになったときには、今回ご紹介したスポットをご自身で体感してみてはいかがでしょうか。きっと忘れられない絶景が待っているはずですよ。
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