心動く絶景。瀬戸内の風を感じる「しまなみ街道」サイクリング

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2019/07/06

気候の良い季節になると、外で心地よい風を感じたくなるもの。そんなときは思い切って、自転車でゆく旅の計画を立ててみてはいかがでしょうか。

瀬戸内海には大小数々の島があります。海上保安庁によると、外周が0.1Km以上の島はその数なんと727にも上ります。

そして今回ご紹介する「しまなみ海道」は、瀬戸内海の大きな島々を6本の橋で結ぶ、全長約70〜80kmのサイクリングコースです。

橋の上からも、島のなかからも、瀬戸内の絶景をとことん満喫できるコースなのです。

瀬戸内海の島々の景色を自転車で体感

多々羅大橋 image by:(一社)尾道観光協会

気持ちのよい景色を見ながら自分のペースで漕ぎ進めることができるのが、自転車旅の醍醐味のひとつです。

四国にある愛媛県の今治から本州広島県の尾道を結ぶ「しまなみ海道」なら、そんな醍醐味を思う存分に堪能することが可能です。

自分の愛する自転車を持っていくのもいいですが、今治から尾道の間では複数のレンタサイクルターミナルがあるため、身軽にサイクリングを体験できます。

また、全長70〜80kmすべてを渡るのではなく、本州側の尾道から島を1つ2つ渡るというサイクリングコースもあるため、自身の体力、時間に合わせてサイクリングを楽しめるのも嬉しいポイントですね。

レンタサイクルの醍醐味

尾道港レンタサイクルターミナル image by:(一社)尾道観光協会

このしまなみ海道サイクリングの素晴らしいポイントは、最初に借りた自転車をゴール地点で返すことが可能であること。


今治で借りた場合、島々をサイクリングし本州の尾道に着いた時点で自転車を返却することができるので、帰路の心配をすることなく楽しめます(レンタサイクルターミナル間の自転車に限ります)。

しまなみの島々のサイクリングコースはきちんと整備されており、道路に標識もついています。

JR今治駅からJR尾道駅までの間と島内の外周コースには、サイクリストのための「ブルーライン」が整備されているので、初心者でも安心して走行すること可能です。

迷って途方に暮れるという心配もなく、自分のペースでサイクリングを楽しむことができますよ。

それぞれの橋、島めぐりを堪能する~瀬戸内の旨味も堪能!

日本一にも選ばれたサイクリングコース「来島海峡大橋」

来島海峡展望館から見るしまなみ海道来島海峡大橋image by:(一社)尾道観光協会

来島海峡大橋は「しまなみ海道」のなかでも最も大きな橋です。自転車歩行者道もあり、2010年には日本経済新聞の「おすすめサイクリングコース」で日本一となりました。

ぜひ道の駅に立ち寄りたい「伯方・大島大橋」

カレイ山展望台から見るしまなみ海道伯方・大島大橋 image by:(一社)尾道観光協会

伯方・大島大橋のたもとには、S.Cパークマリンオアシスはかたを中心としたビーチや公園が整備されている道の駅があります。

伯方の塩」でも有名な同所は、塩を使った商品やソフトクリームが有名です。

また瀬戸内は、ミカンやレモンなど柑橘類の果物の美味しさも知られていますよね。道の駅に立ち寄った際は、ご当地産の柑橘系ジュースを買って、一息つくことをおすすめします。

レモンが外せない「生口島」

国産レモン発祥の地の碑 image by:(一社)尾道観光協会

国産レモン発祥の地である生口島には、レモンを使ったさまざまな商品が集まります。なかでも、レモンケーキで有名な「光栄堂」のレモンケーキは外せません。

1個から購入ができるので、サイクリングの休憩中に食べるのもよし、お土産に購入するのもよしですね。

ラーメン好きの天国「尾道エリア」

image by:(一社)尾道観光協会

尾道エリアでは、濃いめのしょうゆ味で澄んだスープが特徴の「尾道ラーメン」を楽しめるので、ラーメン好きの人ならぜひ共食べていただきたいところ。

そしてすべての島にいえることですが、瀬戸内海の新鮮な海の幸を楽しむことができるのも、このサイクリングコースの醍醐味のひとつですね。

離島ならではの宿泊体験もあり

亀老山展望台から見る夕景 image by:(一社)尾道観光協会

また、「しまなみ海道」沿いには宿泊施設もいくつかあります。のんびりとサイクリングを楽しみながら、途中の島でゆっくりと寛ぎ、海の幸や温泉を楽しむ…最高の癒し体験になること間違いなしですね。離島ならではのオーシャンビューを堪能できるホテルもありますよ。

電車やクルマに乗って旅行するのも、旅の楽しさのひとつはありますが、自分のペースで風を感じる自転車旅も、夏にぴったりな旅スタイルです。

海からの気持ちのよい風を感じながらグルメも堪能できる、瀬戸内海の「しまなみ海道」、この夏のお出かけ先にいかがでしょうか。

サイクリングの際は、熱中症などに気をつけて、無理せず楽しんでくださいね。

  • image by:(一社)尾道観光協会(亀老山展望台からの風景)
  • ※掲載時点の情報です。内容は変更になる可能性があります。
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現在は都内の旅行会社で働きつつ、週末をからめた弾丸トラベラーとして世界各国を旅するアラサー女子。

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