境内に伝説の生き物が?異国情緒あふれる宇治「萬福寺」を大解剖

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2019/05/23

中国文化と日本の恵みが融合した精進料理

普茶料理とは、隠元さんが伝えた精進料理のこと。「普(あまね)く衆に茶を供する」という意味で、席の上下なく和気藹々と一卓を囲んでいただくのが作法です。

献立は、野菜や乾物の煮物「笋羹(しゅんかん)」、調理の際に余った野菜のヘタなどを刻んで葛でとじた「雲片(うんぺん)」、味の付いた天ぷら「油じ(ゆじ)」など、二汁六菜が基本。

香り付けに植物油を巧みに使うため、日本の精進料理より味が濃厚なのが特徴です。3日前の午前中までに電話で予約をすれば、萬福寺でも普茶料理をいただけますよ(詳しくは公式HPで)。

布袋さんに開梆、桃も!お守り・おみくじをチェック

大雄寶殿近くの売店には、布袋さんや開梆などをモチーフにしたお守りやおみくじ、グッズが充実。

ころんと可愛い「布袋おみくじ」は500円、ツゲの木を彫った「魚梆守り」は1000円、福を授かりそうな「布袋守」は500円。

また現在は、2022年に迎える宗祖隠元禅師三五〇年大遠諱に向けて、「福」の1文字を参拝者で1万枚写経し、「萬福」つまり「萬(よろず)の福」を願うという「萬福願掛け」(志納金1色300円〜、5色組1500円〜)も行われています。

桃をかたどった桃散華に、心静かに「福」と書き、願いの成就を祈りましょう。

おまけ☆参拝中に見つけたちょっとした遊び心

  • 黄檗宗大本山 萬福寺
  • 京都府宇治市五ケ庄三番割34
  • 0774-32-3900
  • JR奈良線・京阪宇治線「黄檗駅」下車徒歩約5分
  • 拝観料:500円
  • 拝観時間 9:00~17:00(受付16:30まで)
  • 公式サイト

source:KYOTO SIDE

※掲載時の情報です。内容は変更になる可能性があります。


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