そのまま通り過ぎないで。ギャップにときめく、ウィーンの美しい教会

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2019/11/03

無料のコンサートも行われる「聖ペーター教会」

聖ペーター教会の外観 image by:Haru

シュテファン大聖堂から徒歩で約3分のところにある「聖ペーター教会」は、9世紀に創建されたウィーンで2番目に古い教会です。小路に挟まれたところにあるせいか、外から見ると少し小さい印象を受けますが、教会の中に入るとびっくり!

聖ペーター教会のフレスコ画 image by:Haru

ドームに設置された天窓から光が入るせいか、明るい聖堂は広さを感じます。中に入ったらぜひ天井を見上げてみてください。ロットマイヤー作のみごとなフレスコ画がドームに残されています。

だまし絵のある「イエズス会教会」

イエズス会教会の外観 image by:Haru

2つの塔をもっていて立派だけれど、外観はいたって質素な「イエズス会教会(大学教会)」。

1631年に完成したバロック様式の教会ですが、現在の姿は最後の改修が行われた19世紀のものだそう。外から見ただけでは通り過ぎてしまうほどシンプルな佇まいです。しかし、一歩聖堂内に入ると、その凝った装飾に驚かされます。

イエズス会教会のだまし絵 image by:Haru

くるくるとねじれたピンクとグリーンの大理石の柱、金の装飾、掘り細工が凝っているシートと見どころ満点ですが、ここでぜひとも見ていただきたいのは、天井。ドーム型の天井に見えますが、実は平面に絵でドームを描いているトリックアートなんですよ。

入り口側から見ると、本当に凹んでいるように見えますが、祭壇側から見るとおかしなことになっています。だまし絵で装飾された教会なんて珍しいですよね。

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