ヴェネチアを越える美しさ。誰にも教えたくない世界の「水の都」7選
「水の都」と呼ぶにふさわしい名所は、イタリアのヴェネチアだけではありません。世界中を見渡すと、現地の川、湖、海などと織りなす美しい景観で訪れる人々を楽しませてくれる名所はたくさんあります。今回は、心が洗われるような世界の水の都をご紹介します。
ストックホルム/スウェーデン
スウェーデンの首都であるストックホルムは、北欧におけるビジネスや経済の中心地であるだけでなく、美しい景観を備えた「世界でもっとも美しい首都」としても知られています。
大小14の島でできているため、町中を運河がめぐっており、まるで水の上に都市が建っているような錯覚を覚えます。「北欧のヴェネチア」と呼ばれるのも納得のこの景観、遊覧船観光ツアーで味わってみたいですね。
ヒートホルン/オランダ
お次は、「オランダのヴェネチア」という別名を持つヒートホルン。人口2500人ほどの小さな村は「水郷の里」とも呼ばれ、世界有数の美しい村として知る人ぞ知るスポットです。
景観保護のため、車の乗り入れが禁止されているため、村中に張り巡らされた運河が、村人の主要な交通手段。ヨーロッパの昔ながらの茅葺屋根の家が多く残った可愛らしい町並みを、電動のレンタルボートや観光遊覧船でゆっくりめぐってみるのはいかがでしょうか。
ブルージュ/ベルギー
北海に面し、とても古い歴史を持つ中世の街並みを残すベルギーのブルージュもまた、「北のヴェネチア」「屋根のない美術館」などと呼ばれる水の都です。ベルギーの中でも人気の観光地で、運河に架かる石造りの橋が見事な景観を見せてくれます。
その橋の数は、なんと50以上。ブルージュの名所をゴンドラでめぐる運河クルーズに参加すれば、中世にタイムトリップしたような最高に優雅で贅沢な時間を過ごせそうですね。
サンクトペテルブルク/ロシア
かつてのロシア帝国の首都だったサンクトペテルブルクは、「サンクトペテルブルク歴史地区と関連建造物群」として、街の中心部自体が世界遺産に登録されています。バルト海の港町としても重要な位置にあり、街の中を運河が縦横無尽に張りめぐらされ、街を通る運河の数はなんと100以上。
通常時期には運河の上を水上バスが走っており、水上からの観光が楽しめますが、運河が凍っている光景と街並みとのコントラストも絶景なので、一年を通して何度も訪れたい街です。