愛を探して津々浦々。日本全国の恋する「ハートスポット」7選
恐山宇曽利湖/青森県むつ市
日本三大霊場のひとつに数えられる、イタコで有名な「恐山」。この恐山の噴火によって作られたカルデラ湖、「宇曽利湖(うそりこ)」は、エメラルドグリーンの湖面が美しい湖で、恐山とともに下北半島国定公園に指定されています。
時折、噴煙を上げる荒々しい岩場の向こうに白い砂浜が広がり、さらにその向こうに鮮やかな青色の湖水を持つ宇曽利湖が広がる景色は神秘的です。
湖の水の落口附近は「三途の川」と昔から呼ばれているそうです。恐山や三途の川といったちょっと恐いイメージがありますが、実際はかわいらしいハート型をしていて、上空から確認できます。
こんな場所にある湖ですが、密かに恋愛成就に効果があるといわれているとか。もともと宇曽利湖の水は強酸性で生物はいないとされていたため三途の川と言われていたそうですが、世界でも珍しい天然ウグイの棲息地になっています。
- 宇曽利湖
- 青森県むつ市大字田名部字申曽利山
- JR「下北駅」から恐山線に乗車、40分ほどで到着
正寿院/京都府宇治田原町
800年ほど前に創建された高野山真言宗のお寺「正寿院」は、「幸せを呼ぶ窓」があるお寺として人気となっています。話題となっている窓は、宮殿にある「猪目(いのめ)窓」。
猪目とは、ハート形をした日本の伝統的な文様のことで、災いを除き、福を招くとして親しまれてきました。
この猪目窓ですが、季節によってハートの中に映る景色が変化するそうです。春は桜のピンク、夏は新緑の緑、秋は紅葉の赤、冬は雪の白と、四季折々の異なる風景を演出してくれるのです。また夕方には、窓から差し込む夕日が床にハートの影を映し出します。
なお、毎月8のつく日には、「叶紐(かのうひも)」がもらえます。表が「口」、裏が「十」に結ばれており、合わせると「叶」という文字になることから願いが叶う縁起物として親しまれてきたそうです。境内の地蔵堂に結ぶと良いとされますが、お守り代わりに持ち帰っても良いそうです。
- 正寿院
- 京都府綴喜郡宇治田原町奥山田川上149
- JR宇治駅からバスで約1時間。奥山田駅から徒歩10分
竹の寺 地蔵院/京都市西京区
京都にある「竹の寺 地蔵院」。の茶室には、ハート型のような猪目窓がります。季節によってこの猪目窓から見える景色も彩り豊かに変わります。
猪目はまさにハートのような形ですが、日本では古来からある文様のひとつ。禅寺の屋根や神社の鈴、タンスの飾り金具などに使われており、魔除けや火伏せの意味がこめられています。
ちなみにこちらのお寺の絵馬も猪目紋様。魔除けや厄除け、開運、招福、良縁、安産などのお願い事が叶うといわれています。
- 竹の寺 地蔵院
- 京都府京都市西京区山田北ノ町23
- 075-381-3417
- 阪急上桂(徒歩約12分)/バス苔寺道(徒歩約10分)
- 一般大人:500円、小中高校生:300円
- 拝観休止日:なし(1月10日~2月10日の水曜日と木曜日は拝観休止)
- 9:00~16:30(最終入山16:10)
- 公式サイト