愛を探して津々浦々。日本全国の恋する「ハートスポット」7選
ハート型のスポットを見ると幸せになるとか、恋が叶うなどといわれていますが、日本全国にそんなハート型スポットは点在しています。
見ることができたらラッキーといわれるものから、数あるもののなかから探さないといけないもの、上空から確認できるものなど、ハードルは高めです。
そこで今回は、もしかしたら幸せが舞い込んでくるかもしれない、ハートスポットを紹介します。まずは北海道から。
目次
※本記事は新型コロナウイルス感染拡大時のお出かけを推奨するものではありません。新型コロナウイルスの国内・各都道府県情報および各施設の公式情報を必ずご確認ください。
豊似湖/北海道えりも町
北海道の南に突き出した襟裳岬がある、えりも町中心部から広尾町方面へ車で約1時間半の所に「豊似湖(とよにこ)」があります。
日高山脈襟裳国定公園唯一の自然湖で、湖の周辺は深い原生林に囲まれており、ヘリコプターや飛行機などで上空から見るとハート型が確認できます。残念ながら湖畔からでは、ハート型を確認することはできません。
馬の蹄に似ていることから別名「馬蹄湖」とも呼ばれています。夏の晴れた日には森の緑と空の青が湖面に映り込み、吸い込まれそうなエメラルドグリーンが美しい湖で、海に暮らす龍が遊びに訪れるという伝説が息づく由縁といわれています。
さらに10月初旬から中旬には湖周辺の木々が黄色~赤色系の紅葉に彩られ、視覚的にも非常に美しく色づきます。
東京・羽田空港からとかち帯広空港行きのANA便で、まれにえりも上空を通ることがあるそうです。晴れていて襟裳岬上空を飛んだ場合、左側の窓から、運がよければハート型の湖を見ることができるそうですよ。
ただし、ほんの一瞬のことですし、さらに天候やルートなど様々な状況が重ならないと見ることはできません。
豊似湖には、ニホンザリガニのほか、ワカサギ・アメマス・トゲウオなどが生息しています。また、氷河期の生き残こりといわれるナキウサギの繁殖地でもあるので、北海道は同所を豊似湖鳥獣保護区として、自然の保護をしているのです。
一帯はシナノキ、ベニイタヤ、カツラ、ヤチダモ、トドマツなどの原生林で、エゾシカ、ヒグマも棲息しています。アイヌの人々が摩周湖と同様に「カムイトウ(神の沼)」と呼んでいたという神秘的な雰囲気が、いまも残されています。
普段は上空からでなければハート型を望むことはできず、2021年は新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、豊似湖ヘリコプター遊覧飛行は中止となりました。
過去は10月上旬から中旬まで、遊覧飛行を行なっています。アフターコロナの北海道旅行の際は、公式サイトをチェックし、色鮮やかな紅葉に囲まれたハートの湖を楽しんでみてはいかがでしょうか。
- 豊似湖
- 北海道幌泉郡えりも町目黒
- えりも町中心部から黄金道路(国道336号線経由)を車で広尾方面へ。目黒地区を経由して約1時間半
- 豊似湖ヘリコプター遊覧飛行について