一苦労した先の美しさ。北イタリア「トリノ」の活気ある街並み
イタリアで4番目に人口の多い都市「トリノ」
トリノはローマ、ミラノ、ナポリに次いでイタリアで4番目に人口の多い都市で、工業的にはミラノについで2位という活気のある街です。
外国人もたくさん住んでいるようで、ローマではバングラデシュあたりの方が多いのですが、トリノでは、イスラム文化圏の方々がより多く目につきました。
外国人の多さとは別に、犬を連れている人の多さにも驚き。8歳になった愛犬はまだまだ子犬のようにはしゃぐので、こちらも犬を連れての散歩は大変でした。しっかり犬用の容器に入れて水を持ってきてくれるなど、犬連れOKのBarやレストランが多いかもしれません。
さらには、土曜日ということで骨董市が特設されていたり、それ以外にも、常時設置の青空市がどこまでも続いていました。
トリノはもともとサルディニア王国の首都でしたが、その後、イタリア王国に統一されました。その首都でもあった場所に、広い庭を持つ素晴らしい王宮や有名な「モーレ・アントネリアーナ」というシンボル的な塔があります。
この塔はもともと、「シナゴーク」として建て始められたものですが、建築家のアントネッリがあまりにも壮大なものを作ったことで予算が合わなくなり、トリノ市が買いとったのだそうです。
1886年当時、ヨーロッパではエッフェル塔に次ぐ高さを誇り、いまでも鉄筋構造物ではなく、石を積み上げた建造物では世界一高いのだそうです。
いまでは中に映画博物館があり、世界で一番高いところにある博物館となっています。ただ、今回の見学は外側からのみ。内側は次回のお楽しみに残しておきました。
1泊のみの滞在で、帰りは午後3時半に出発。日曜日は、大型のトラックが高速道路上通行禁止になっているので難しい追い越しも必要ないし、ナビゲーションもうまく作動してくれれば、行きよりも約30分早く着く予定でした。
実際、道半ばの「フィレンツェ(Firenze)」界隈では、日曜の夜ということでかなりの渋滞。時折完全にストップするという状況ではありましたが、予定通りに帰り着きました。とにかく「行きはヨイヨイ」ではなく全く逆の旅でした。
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