2019年はどこが混む?外国人旅行者から見る、全国の「紅葉」混雑予想
東福寺/京都府
見ごろ:11月中旬〜12月初旬
京都屈指の紅葉名所「東福寺」。 公卿(くぎょう)である九条道家が、全長15mにも及ぶ大きな釈迦像を建立するべく創建したお寺です。
この「東福寺」の名前は、奈良の東大寺と興福寺からそれぞれ1文字ずつ取って名付けられたのだそう。1236(嘉禎2)年から建設工事をはじめ、完成したのは1255(建長7)年。実に19年もの歳月をかけて建てられました。
11月中旬より「洗玉澗(せんぎょくかん)」と呼ばれるカエデが色づきはじめ、シーズン中はイロハモミジやミツバモミジ、トウカエデなど、約2,000本にも及ぶ美しい紅葉を見ることができます。
通天橋から見下ろす一面の「通天紅葉(つうてんもみじ)」も必見。葉先が3つに分かれるカエデが黄金色に輝く景色は圧巻のひとことです。その美しい情景をひとめ見ようと海外から来日したくなる気持ちもわかりますね。
- 東福寺
- 京都府京都市東山区本町15丁目778
- 京阪鳥羽街道駅、京阪東福寺駅、JR東福寺駅
- 通天橋・開山堂 400円(小・中学生300円)/東福寺本坊庭園 400円(小・中学生300円)
- 日程
- 11月〜12月は第1日曜日まで8:30〜16:00(16:30閉門)
- http://www.tofukuji.jp
明治神宮外苑/東京都
見ごろ:11月下旬〜12月上旬
東京都内の紅葉名所といえば「明治神宮外苑」が外せません。青山通りから約300m続くイチョウ並木はまるで絵画のような美しさ。歩道にはイチョウの落ち葉が敷きつめられ、黄金の絨毯のように光り輝きます。
黄葉の時期には毎年「いちょう祭り」も開催され、たくさんのグルメや屋台に大勢の人が賑わいます。去年はなんとエリア全体で約180人にも及ぶ観光客が訪れたのだとか。心もお腹も満たされ、満足度アップ間違いなしですね。
写真撮影を楽しみたいなら、日曜・祭日に行くのがおすすめ。期間中は午前9時~午後5時まで歩行者天国となるため、ゆっくり鑑賞することができますよ。
- 明治神宮外苑
- 東京都港区北青山2
- 東京メトロ銀座線「青山一丁目駅」「外苑前駅」都営地下鉄大江戸線「青山一丁目駅」
- なし
- 入場時間:制限なし
- http://www.meijijingugaien.jp
六義園/東京都
見ごろ:11月中旬〜12月上旬
「六義園(りくぎえん)」も東京のおすすめ紅葉スポットのひとつ。7年もの歳月をかけて造られた回遊式築山泉水庭園を楽しめる、数少ない観光名所です。
紅葉の期間中は約400本にも及ぶイロハカエデのほか、ハゼノキや唐楓(とうかえで)といった色とりどりの紅葉を楽しむことができます。
また、六義園の紅葉は、夜の姿を見ずして語れません。毎年恒例「紅葉と大名庭園のライトアップ」の開催が今年も決定しました。
期間中は開演時間を午後9時まで延長し、秋の夜に映える幻想的な紅葉を楽しむことができます。光に照らし出された景色や水面に映る木々の様子など、日常とは異なる姿に魅了されること間違いなしでしょう。
- 六義園
- 東京都文京区本駒込6丁目
- JR山手線・東京メトロ南北線「駒込駅」など
- 一般 300円/65歳以上 150円(小学生以下及び都内在住・在学の中学生は無料)
- 9:00~17:00(入園は16:30まで)
- https://www.tokyo-park.or.jp/park/format/index031.html