サンフランシスコの33%がアジア人?「食」で感じる街の多様性
余談が長くなってしまいましたが、温暖な気候のサンフランシスコは三方を海に囲まれた海の街なので、土地的な理由で独自に発展した食文化もあります。それは魚介です。
新鮮な魚介が多く、特に有名なのが「ダンジネスクラブ」。屋台や海鮮店が並ぶ「フィッシャーマンズ・ワーフ」では、茹で立てのダンジネスクラブが食べれたり、パンに入ったシーフード たっぷりのクラムチャウダーが有名です。観光で行ったら必ず立ち寄る場所なので常に行列ができています。
でも今回は残念ながら、「フィッシャーマンズ・ワーフ」からはかなり離れた場所に宿泊。日中も行く時間は無かったので、今回は諦めてホテルから徒歩10分ほどのところにある「フェリープラザ・ファーマーズマーケット(Ferry Plaza Farmers Market)」にある、オイスターで有名な「ホグアイランドオイスター(Hog Island Oyster Co)」へ!!
ここのクラムチャウダーが美味しいと聞いて、オイスターというよりスープを求めていきました。目的はランチ。人気店なのと土曜日ということで時間をずらして2時過ぎに到着。それでも、大行列!!
席は外のテラス席と店内席。海沿いなので肌寒いということもあり、当然店内席待ちに長蛇の列ができており、並び始めて10分経っても一向に列は進みません。
そりゃそうです。オイスター人気の店なら当然オイスターを頼む。オイスター頼むなら当然ワインなど飲む。ほろ酔いで楽しくなってメインを頼む。という流れの人が多いはずなので、2時間近くは軽く食事しますよね。そりゃぁ、室内が良いですよ。
「このままだと1時間は並ぶかも、別のお店にしたほうがいいかな?」などと考えていたら、「外のテラス席なら空いたけどどうする?」とサーバーの女性。即答でオッケーしました。
なぜなら、今回はスープだけ食べに来たので、ちょっとくらい肌寒いのは問題ありませんから。このまま並んで凍えるよりは、さっさと暖かいスープ食べて移動した方がいいですしね。
当然オーダーはチャウダーを頼む予定。でしたが、チャウダーには牛乳を使っているということで、お腹のことを
考え「ラスティック・シーフード ・シチュー(Rustic Seafood Stew)」にしました。トマトベースのスープにたっぷりの魚介が入ったもので、これもサンフランシスコ名物のひとつだそうです。
全員スープ一択で、それぞれチャウダーかシーフード ・シチューを頼んで待つこと数分。大きなスープボウルに入ったスープが運ばれてきました。美味しそう~。
クラムチャウダーにはほかの店ではあまり見られないほどの殻付きクラムがたっくさん。ひとくち味見させてもらいましたが、塩っけが強くなくほどよいミルクのコクがたまりませんでした。牛乳飲んでもお腹痛くならない方にはおすすめ!
シーフード ・シチューもすごいです。頭もついたエビやタコ、ムール貝にクラムとシーフードが盛り沢山。クラムチャウダーより10ドルも高い26ドルだったのも納得です。美味しい~!
付け出しのパンとバターはおかわり自由。全員スープだけの注文でしたが、大満足のランチでした。行くタイミングとしては、遅いランチというより、早めのランチか早めの夕食が比較的並ばないのかも?
もしいろいろ食べ歩きしたいという方は(マーケットにはほかにもいろいろ美味しそうな店がいっぱい)、スープだけにしてスイーツやお茶を別のお店でとか、スープはそこそこ量があるので、オイスターやアペタイザーをいくつか頼んで、スープは一人前をふたりで分けるというのもありかもしれません。
今回はオイスターは食べませんでしたが、店名にオイスターとついている通りオイスター専門店なので、生ガキだけでなくさまざまなカキ料理があるのでそちらもぜひ!
- ホグアイランドオイスター(Hog Island Oyster Co)
- 1 Ferry Building 11A, The Embarcadero, San Francisco, CA
- 公式サイト
- image by:Pat Chuturbhuti / Shutterstock.com
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