ピーナッツ=安月給?日本人が海外で気を付けたい「裏ワード」
日本人が何気なく使っている英単語のなかには、一般的に知られている意味の他に、「裏の意味」が隠されていることがあります。
例えば、「hot」という単語には形容詞で「熱い・暑い」という意味がありますが、相手を褒める「セクシー」という意味も含まれていたりします。
他にもたくさん、いろんな意味の隠されている英単語がありますが、このように英語のトリビアは頭に入れるだけで、なんだか英語の勉強が進んだ気になれるからいいですよね。
そこで今回は、海外で気をつけたい身近な英単語の裏にある意外な意味を紹介します。
知っているだけで「へえ〜!」と周りの人に感心される可能性も高いですから、ぜひともチェックしてみてくださいね。
Nuts(ナッツ)=男性の◯◯◯◯
最初は「Nuts(ナッツ)」から。ほぼ日本語にもなっている「木の実」を意味する英単語ですね。
もともとは「小さい硬いもの」を意味していて、そこから硬い果実、木の実などの意味が生まれたと『ジーニアス英和辞典』(大修館書店)にも掲載されています。
ただ、このナッツ、実はかなり幅広い意味を持っていて、ルーク・タニクリフ著『イギリスのスラング、アメリカのスラング』(研究社)には、ナッツは「頭のおかしい人」「夢中になる」という意味が掲載されています。
裏の意味の例文:He is a football nut.(彼はサッカーに夢中だ)
『Macmillan English Dictionary』にも、「dry fruit with shell(乾燥したから付きの果実)」「for screwing bolt in(ボルトをねじ込むためのナット)」などとともに、「crazy person(変な人)」「somebody enthusiastic(夢中になっている人)」などと書かれています。
後者のふたつについては、口語であり、くだけた表現という説明も加えられていますが、「head/brain(頭、脳)」という解説もありますから、頭や脳みそがナッツのように小さく硬くなってしまったと思えるくらい、変になった人、夢中になっている人という連想なのかもしれませんね。
具体的な使い方は、「He is a football nut.(彼はサッカーに夢中だ)」みたいな感じです。
注意したいフレーズ:Can I eat your nuts?(あなたのナッツを食べていい?)
ただ、ナッツの意味はここでは終わりません。
Macmillan English Dictionaryによると、ナッツには「a man’s testicles」という意味も紹介されてます。
Testiclesとは、難しい言葉ですよね。日本語訳は「睾丸(こうがん)」になります。複数形という点がポイントです。
別にナッツはナッツなので普段は普通に使えばいいですが、使い方によっては注意が必要です。
例えばナッツを食べている英語圏の男性に、「Can I eat your nuts? (あなたのナッツを、食べてもいいですか?)」なんて聞くと、状況によっては違う意味に解釈されるかもしれませんね。
女性、もちろん男性もですが、念のため頭に入れておくといいかもしれません。