お家でエア旅行。映画『パラサイト』で話題のチャパグリを作ってみた
国も違えば食文化も実にさまざま。古くから親しまれてきた伝統料理や、手軽に食べられるソウルフードなど、現地の人に愛されているその国ならではのグルメってたくさんありますよね。
せっかくなら現地で本場のグルメを楽しみたい…!ところですが、最近では新型コロナウイルスの影響で旅行やお出かけしにくい状況が続いています。
そこで今回は、自宅で旅行気分を楽しめるポピュラーな海外の地元グルメをご紹介!早速、第1回目として映画『パラサイト 半地下の家族(邦題)』の劇中に登場し、SNSでも話題になった「チャパグリ」を作っていきます。
映画『パラサイト』で話題のチャパグリ
第72回カンヌ国際映画祭で韓国映画で初のパルム・ドールの受賞を果たし、第92回アカデミー賞では作品賞・監督賞・脚本賞・国際長編映画賞に輝いた『パラサイト 半地下の家族』。
筆者は同作品を観たあと映画の余韻に浸りながら、その帰りの足で新大久保で韓国食材をたくさん扱うスーパーマーケット「ソウル市場」に立ち寄りました。
手に入れたのは、チャパグリのもとになる「ノグリ」と「チャパゲティ」。
チャパグリとは韓国のインスタントラーメン「ノグリ」と、インスタントジャージャーメン「チャパゲティ」を一緒に炒めた料理のことを指すんだとか。
ふたつの味の異なるインスタント麺をあわせて調理することは日本ではあまり見かけませんが、国内でのメジャー感でいうと「サッポロ一番塩ラーメン」と「日清焼そば」を合わせるような感じなのでしょうか。
現時点での味は未知数ですが、劇中で作っていたレシピを思い出しながら、さっそく作っていきましょう!
再現するなら「和牛」を忘れるべからず
今回のチャパグリに忘れてはいけないのが「和牛」です。劇中ではセレブな家族が食べるために大ぶりに切って投入していたので、なるべく忘れずに買っておきたいところ。
いつもならスーパーのお肉コーナーでスールしてしまうお高いステーキ用の和牛ですが、今回は編集部のお金(経費)なので、780円/100gのランプ肉をゲット。ありがたい限りです。
ひとり暮らしを始めて早8年。こんな分厚いお肉をひとりで食べた記憶は思い出せる限りありませんでしたが、せっかくなので豪快に使っていきましょう。ちなみにノグリとチャパゲティの中身はこんな感じ。
脳内でノグリをサッポロ一番塩ラーメンに、チャパゲティを日清焼そばに置き換えながら調理を始めていきます。まずは分厚い和牛を適当な大きさにカット。
なんとなく想像ですが、高いお肉なら脂がたっぷりだと思ったのでサラダ油をひかずにフライパンの上に乗せて焼いていきます。
どこまでお肉を焼けばいいか、正直わからない…。高級なお肉は半ナマでも食べられると聞いたことあるから、軽く焼いただけでもよさそう!(筆者の個人的な意見です)
焼いた和牛を別皿に移して、お肉を焼いたフライパンのまま2種類の麺を茹でていきます。
サッポロ一番塩ラーメンというより、もはや日清焼きそばの調理法のようになってきましたが、なんとなく麺がほぐれてきました。よくみてみるとそれぞれ麺の太さが違うことがわかります。
麺がほどよく水分を含んで食べられそうなくらいになったら、水分を飛ばしつつ2種類分のスープとかやくをいれて、焼いておいた和牛も投入。
和牛をいれるだけで少しリッチな感じが増したような感じがしますね。
最後に、自宅で余っていたゴマをかけて完成。食べてみると、最初は辛さはあまり感じず、ジャージャー麺のほろ苦いスモーキーさが強く残っている気がしました。
食べていくうちにあとから少し辛さを感じましたが、日本でも人気の「辛ラーメン」よりも辛くないので、スープの量を調節したら辛い物が苦手なかたでも食べやすいかもしれません。
失敗点としては、麺を茹でる際に水分をほとんど飛ばしてしまっていたため、スープが混ざりにくく、食べたときもパサパサとした食感が残ってしまいました。
チャパグリはスープが2袋分あるので、麺とあわせる際は「少し多いかな?」くらいの水分量でいいと思います。日清焼きそばを日ごろから愛食しているかたは、いつも通りの水分量で2袋分を作る感じでいいかもしれません。
そんなこんなで、第1回「自宅で旅行気分を楽しめるポピュラーな海外の地元グルメ」をご紹介しました。今回は筆者が映画の見よう見まねで作ってみたので、一般的な作り方は公式Twitterをご確認ください。
お腹も空いたので、再掲載
『 #パラサイト半地下の家族 』に登場するジャージャー・ラーメンことチャパグリ
ご鑑賞後、ぜひチャレンジしてみて下さいねウマ辛ですpic.twitter.com/bJb2p80Z76
映画『パラサイト 半地下の家族』 (@Parasite_JP) March 17, 2020
なかなかお出かけができないときだからこそ、いつもの食事で旅行気分を味わってみてはいかがでしょうか。
- image by:赤池リカ
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