「お気に入りのカフェはどこ？」と聞かれたら、多くの人が真っ先に名前を上げるだろう「SHOZO CAFE」は、カフェ好きなら知らない人はいないカフェで、なんなら聖地と呼んでもおかしくない存在です。

なかでも那須高原にある「NASU SHOZO CAFE」が有名ですが、17kmほど離れた黒磯にも「1988 CAFE SHOZO」があり、実はこちらが本店。

現在、通りにはカフェを中心におしゃれなブティック、古道具屋、雑貨屋などがずらりと軒を連ね、さながら“SHOZO PARK”のようなエリアになっています。

一見地味な印象に捉えられがちな黒磯ですが、このようにトレンドを押さえたカフェもあり、よくよく見ると蔵が残る町並みや昭和の面影が色濃く残る、なかなかフォトジェニックなエリア。

ということで、今回は思わず写真を撮りたくなるような可愛らしいコーナーがまちのあちこちに点在する黒磯の魅力を、お散歩しながらめぐってみましょう。

※本記事は現段階でのお出かけを推奨するものではありません。新型コロナウィルスの国内情報および各施設などの公式発表をご確認ください。

駅から徒歩10分、「1988 CAFE SHOZO」が繰り広げる“旅”の世界観

初めて黒磯の駅に降り立った人は、駅前のガランとした静かさに驚くかもしれませんが、「1988 CAFE SHOZO」があるのは、駅前から伸びる大通りを10分ほど行ったところ。

人通りの少なさに本当にこの道であってるのかな？とちょっと不安になりますが、少し歩くとやがて古道具やアンティークを扱う雑貨屋さん、レザークラフトショップ、ブティック、自然食品のお店などなど、何やらおしゃれなショップがポツポツと点在。

そして、その先にこれまでの静かさとは一転、ひっきりなしに人の姿が行き交うスポットが現れるのですが、そこが「1988 CAFE SHOZO」なのです。

間口は小さなお店ですが、1階は焼き菓子やコーヒーと雑貨などを販売するショップ、2階がカフェスペースになっています。

人気のお店なので週末はカフェ利用ももちろんウエイティング必須ですが、まわりにたくさんショップが並ぶので、ブラブラとショップめぐりをしていれば待ち時間は気になりません。

開業当時シャッター通りとなっていた黒磯商店街の古いアパートの一角を改造して始まったこのカフェは、ささやかだけれどもカフェひとつで世界も変わることを私たちに教えてくれた存在です。

例えば、こんな素敵な空間が家の近所にあったら、ちょっとコーヒー一杯飲みに出かけるだけでも気分が上がり、なんでもない日常が幸せな1日になりますよね。

丁寧に淹れた美味しいコーヒーと、古いけれどぬくもりにあふれる不ぞろいの家具、それぞれにコーナーを演出する照明…などエッセンスがいっぱいに詰まった同店の世界観は、カフェ好きやインテリア好きな人たちの感性を刺激。

そしていまでは、周辺にたくさんのおしゃれなショップが集まるスポットになったのです。同店の世界観に魅せられて、東京から移住してお店をオープンする人も多く、ブティック、雑貨屋、本屋や花屋など、どの店にもそれぞれの世界観がぎゅっと詰まっているのが魅力です。

それでは、CAFE SHOZO周辺の魅力的なお店を見ていきましょう。

ROOMS

アンティーク雑貨や家具を扱う「ROOMS」は、佇まいからディスプレイの細部に至るまで本当におしゃれで、丸ごとインテリアの参考にしたくなるようなお店。

LUNETTES

アパレルとアウトドアグッズをそろえる「LUNETTES」も、ぜひチェックを。鎌倉のアウトドアメーカー「山と道」のプロダクトなど、ほかではなかなか見られないこだわりの品ぞろえに、思わず「素晴らしい！」といいたくなるはず。

Chus

ジェネラルストアと居酒屋とゲストハウスを兼ねた「チャウス」のようなユニークなお店があるのも嬉しく、黒磯を拠点に那須観光を楽しむことも可能です。

ちなみにカフェのある旧商店街の通りは現在“SHOZO通り”の名で親しまれ、駅から歩いて行く場合は“SHOZO通り”を目指せばOKですよ！

まだまだ魅力いっぱい。黒磯駅周辺のお店へ