京都の絶品「平飼い卵3種」卵かけごはんにして比べてみた!
戸川養鶏場「京都美山平飼いたまご 美卵」@南丹市
“かやぶきの里”として知られる南丹市美山町。昔ながらの日本の原風景が残る山あいの集落に「戸川養鶏場」があります。
養鶏場を営むのは元、ベンチャー支援を中心とした経営コンサルタント会社で働いていた戸川倫成さん。クライアントの平飼い養鶏をサポートするうち、その将来性や成長性、社会的使命を感じ2016年、自ら養鶏農家に転身してしまったというユニークな経歴の持ち主です。
こちらで育てているのは褐色の羽が美しい純国産鶏の「ゴトウ赤玉鶏 もみじ」。強健で抗病性に優れ、卵内容が優れている鶏です。より自然に近い環境で過ごしてほしいと、1平方メートルあたり3羽以下で育てているのでストレスフリー。鶏舎は風通しもよく美山の新鮮な空気に包まれています。
エサは遺伝子組み換えではないトウモロコシを中心にした穀物に、地元美山産米の米クズや米ヌカ、大豆粕、酒粕、醤油粕などを季節にあわせて与えています。もちろん抗生物質などは一切使用していません。
卵を割るとその大きさにびっくり。白身も強く、黄味もしっかりしています。戸川さんによると卵の成分の約8割は水分。ですから鶏が飲む水は大切。戸川養鶏場では、京都で唯一「水の郷百選」に選ばれている南丹市美山町の由良川や芦生原生林を源泉とする天然地下水をくみ上げ、与えています。
とにかく黄身がねっとりと濃厚なのが特徴。それに驚くほど白身がプリッとしています。どっしりとした味なので、卵かけご飯を食べたー!!という充実感が味わえます。
戸川養鶏場さんおすすめのたまごかけご飯の食べ方
戸川さん:うちの卵は臭みがないので、濃い醤油油よりご飯と卵のおいしさを引き立たせてくれる出汁を効かせ、あっさりとした出汁醤油がよく合います。おすすめは京都市にある出汁専門店うね乃さんの「だし屋のたまごかけご飯のたれ」。ぜひ試してみてください。
⇒地産地消とはまさにこのこと。京都のものを食べてできた卵に京都のお出汁がよく合います。
■■INFORMATION■■
住所:京都府南丹市美山町北大島43番地の2
購入は食べチョクから
※マップでは「中野養鶏所」となっていますが、美卵さんはこの「中野養鶏所」を引き継いで経営されています。
- source:KYOTO SIDE
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