狙うは台湾と日本国内。観光事業者が考える「ウィズコロナ」について
インバウンド市場の回復に向けた取り組み
「インバウンドの市場が回復してくるのは、いつ頃だと思いますか?」という質問では「2021年3~4月」という回答が157件と圧倒的な結果に。
「わからない」との回答も80件近くと多く、政府の入国規制緩和時期により変動が起こる部分でもあることから「考えるものの、予測できない」というのが多くの方々の真意といえそうです。
「直近取り組んでいきたいことは?」という質問では、「商品・サービスの磨き上げ」がトップとなりました。
自粛期間にぽっかりと空いてしまった時間を利用し、今後に向けて「より価値のある商品・サービスを提供しよう」と、利用者が一層の感動体験ができるような働きが強まっているようです。
すでにプロフェッショナルの最前線にいる方々ながら「勉強(研修、セミナーへの参加)」という回答が次点となり、ホスピタリティの向上や仕事のスキルアップへ高い意識を持っていることがわかります。
「海外顧客向けECサイトの立ち上げ」「観光経営について学ぶ、外国語のブラッシュアップ」など、インバウンド受け入れ能力の強化を目指すという声も。
また、「密を作らない受入体制及び環境づくり、密にならない体験オプション」という「ウィズコロナ」の日々へ向けた体制作りに取り組む声も寄せられています。
「今、ほしい情報は何ですか?」という質問では「各国の旅行動向」「今後の観光・インバウンドの未来予測」がトップ2を占めました。
この状況における取り組みの意見や情報交換を行うことも、観光業界全体のパワーアップに繋がりそうです。
2020年6月17日に日本政府観光局(JNTO)が発表した訪日外客数は、前年同月と比べて99.9%減の1,700人と、8カ月連続で前年同月を下回る結果に。
今後、どう変化していくか不確かな状況のなか、それでも観光業界ではさまざまな取り組みを行い、受け入れられるよう多様な対策を講じています。
また、インバウンドだけでなく、国内旅行者の訪問にも大きな期待が寄せられているのも事実。新しい生活様式のガイドラインをもとに責任のある行動をこころがけて、応援の意味を込めた素敵な旅行計画を立てていきたいものですね。
- source:PR TIMES
- image by:Kristi Blokhin / Shutterstock.com
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