マジ、ありえない!外国人が日本で「残念」だと思った8つのこと
国際化にともない、外国人の居住者が増加している日本。法務省の調査によると、2019年末時点の在留外国人数は293万3,137人と、前年末より20万2,044人(7.4%)増加し、過去最高を更新したそうです。
海外生活で必ず体験するといっても過言ではない「カルチャーショック」。現在日本に住んでいる外国人のかたも、来日した初めのころは母国と異なる文化やルールに戸惑いの連続だったはず。
文化の違いから起こる物の見方や考え方の違いによるギャップは、時にストレスになることもありますが、在住期間の長さや文化に対する理解が肝要。
長い間他国で過ごすと、次第にその国の文化に順応できることもあるようです。
そこで今回は日本に住む数名の外国人に、来日して「残念だと思ったこと」などについてインタビューを実施。意外な事実に戸惑った経験や文化の違いはもちろん、私たち日本人もうなずいてしまうような興味深い話をたくさん聞くことができました。
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ダイエットに不向き/インドネシア出身
日本にきてまず驚くことといえば、「食文化」の違いではないでしょうか。
母国と食材が違うのはもちろん、調理方法や味付けまで日本ならではのオリジナリティにあふれています。そんな食文化の違いは日本のメディアにも表れている様子。
「日本の話題はいつも食べ物のことばっかり!グルメ雑誌に食べ歩きのテレビ番組、旅行情報誌までグルメ、グルメ、グルメ…!
でも、確かにご当地メニューが充実していたり、多くのお店が毎月新メニューを考案したり、いろいろなところで『食』に力を入れているのがわかったのは大きな発見だった。実際にレストランも多いし、どこにいってもクオリティが高かったのは驚いた」(フランス出身/日本在住歴1年)
現在、日本ではバラエティからドラマまで多くのグルメ番組が放送されていますが、これは海外からするとかなりめずらしいことなのだそう。
海外では、スタジオで料理を教える料理教室のような番組や、イギリスではアマチュア料理人が競い合う「ブリティッシュ ベイクオフ」、アメリカでは料理ど素人が参加する「パーフェクト・スイーツ」のような、ショー感覚で楽しむ番組が人気。
そのため日本のように食べ歩きや新作メニューの食べ比べといった、「食べる」専門の番組はあまり放送されていないのだとか。
「テレビタレントのリアクションの大きさにはいつも驚かされます。
グルメ番組も、料理を口に入れた瞬間『すごくおいしい』と連呼しているけど、食べ物が口に入っているまま喋るのはアメリカでは実はNGなんです。最初に見たときは少し衝撃でしたね」(アメリカ出身/日本在住歴5年)
番組上「おいしい」を連発しなくてはならない事情もありそうですが、国によっては食べながら話すのはNGなのだとか。
「日本食はミネラル満点で健康的。カロリーコントロールしやすくダイエットにも向いているのがよかった」(インドネシア出身/日本在住歴15年)
と、日本食に肯定的な意見がほとんどでしたが、同時に「正直、美味しいものが多すぎてダイエットするのが難しかった!」と本音をポロリ。
日本食は素材の旨味を活かしたメニューが基本ですが、肉じゃがや魚の煮付けといった「煮物」には、みりんや砂糖がたっぷり入っていたりと、実はすべてがヘルシーなメニューではないんですよね。
低脂肪かつ低カロリーな食事を目指すなら、日本食だからと安心しきらず、ストイックに食事の管理をしなくてはならないのです。